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岡山大学学術成果リポジトリ
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岡山大学経済学会雑誌
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52巻 - 3号
Okayama Economic Review
Published by the Economic Association of Okayama University
Online ISSN 2433-4146
Print ISSN 0386-3069
DOI :
http://doi.org/10.18926/OER/61450
スミスは富の原因がいくつあると考えたか ―『法学講義』行政論と『国富論』の理論構成の比較―
新村 聡
岡山大学特命教授
ORCID
Kaken ID
publons
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oer_052_3_015_029.pdf
1.18 MB
発行日
2021-03-10
抄録
スミスの主著のフルタイトルは『諸国民の富の性質と諸原因の研究』であり,かれが富の諸原因の考察を自著の中心主題としていたことは明らかである。しかしスミスが何を富の原因と考えたか,そもそも富の原因がいくつあると考えたかについては,これまで十分に明確にされていない。本稿は『国富論』の母体となった『法学講義』(Bノート)の行政論と『国富論』の理論構成を比較考察することを通じて,『法学講義』行政論で論じられている富裕の5原因が『国富論』第1~5編の各編に継承されたことを明らかにする。
備考
論説 (Articles)
ISSN
2433-4146
NCID
AN00032897
NAID
120006980473
JaLCDOI
10.18926/OER/61450