内視鏡的純粋膵液採取法の慢性膵炎診療における意義を検討した。本法を用い,セクレパン100単位静注後10分間膵液を採取するintaraductal secretin test(IDST,膵管内セクレチン試験)はこれまで膵外分泌機能検査のgold standardである十二指腸液を採取するセクレチン試験に代用ができ,しかも10分間の採取時間で終了する利点を有する。本法を施行することにより,蛋白栓が除去され,痔痛の消失に有用である。また,慢性膵炎と鑑別を要する膵癌を除外診断するために,本法によって採取した膵液の細胞診,腫瘍マーカー,癌遺伝子の検出は有用である。
慢性膵炎 (chronic pancreatitis)
膵液 (pancreatic juice)
内視鏡 (endoscopy)
膵外分泌機能検査 (exocrine pancreatic function test)