中井 睦郎
岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
穐山 恒雄
岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
梶本 和宏
岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
御舩 尚志
岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
谷崎 勝朗
岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
QCTによる腰椎海綿骨骨塩量と,圧迫骨折を含む,椎体(第11胸椎~第4腰椎)の変形率の関係を検討した。椎体変形率と腰椎QCT値の間の強い相関関係が確認され,椎体変形者全体の50%はQCT値70mg/cm(3)以下に分布し,90%は125mg/cm(3)以下に分布した。さらに,この70mg/cm(3)付近での椎体変形者の割合は50%であり,125mg/cm(3)付近での椎体変形の割合は10%であった。QCTによる腰椎海綿骨骨塩量測定値は,腰椎の変形および骨折の危険性を予
測する良好な指標であることが確認できた。
骨粗鬆症 (osteoporosis)
骨塩量 (bone mineral density)
QCT (quantitative computed tomography)
腰椎 (lumbar vertebrae)