各種動脈硬化疾患で血清過酸化脂質が増加することが明らかにされ,動脈硬化の成因および進展に過酸化脂質が重要な役割を果たしているのではないかと注目されている.第1編で脳卒中発作後に血清過酸化脂質が増加し血清ビタミンEが減少すること,血清ビタミンE減少の一機序として脳血管障害部位での過酸化脂質生成に対してビタミンEが抗酸化剤として動員され消費される可能性を論じたが,第2編ではこの結果にもとづき,脳卒中発症直後よりビタミンEを投与し,血清ビタミンE,過酸化脂質,総コレステロール,遊離脂肪酸に対する影響を検討した.