Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

小学校への滑らかな移行を支えるスタートカリキュラム共同編成プロジェクトの成果と課題

大倉 尚志 早島町立早島幼稚園
松井 紀子 早島町立早島幼稚園
伊住 継行 岡山大学学術研究院教育学域
発行日
2025-03-28
抄録
本実践では,5歳児から小学1年生の「架け橋期」の滑らかな移行に焦点を当てたスタートカリキュラム共同編成プロジェクトを立ち上げ,幼稚園と小学校の教員が集まって5回の話合いを行った。本プロジェクトを評価するために,参加者に話合いの振返りを書いてもらい,その内容を検討した。成果として,①スクリーニングシートを使って,「気になる」子供を抽出し,見取りの違いを可視化することで,相互の子供観について共通理解を図ることができた。②幼稚園と小学校,双方の教員が互いの子供観・教育観の違いを理解し,歩み寄ろうとする姿勢や校種間の接続をより滑らかにしようとする意識の向上が確認された。一方,課題として,スタートカリキュラムの柔軟な運用や小学校教育における子供主体の教育の実現を妨げる教育課程の過積載状態の問題が指摘された。
キーワード
架け橋プログラム (Bridge Program)
スタートカリキュラム (Start Curriculum)
スクリーニングシート (Screening Sheet)
カリキュラム・オーバーロード (Curriculum Overload)
備考
実践報告
ISSN
2186-1323
JaLCDOI