ラオスの学校制度は, 初等教育全般において「体験型学習の提供」を求めている。実技教科では体験型の授業が実践されているが, それ以外の教科では座学中心の授業である。その背景には, 体験型学習の行い方がわからないといった教員の課題意識がある。本研究では, 特に教員の授業づくりに対する課題意識を引き受け, ラオスにおいて体験型学習を協働実践し教員意識の変容を明らかにすることとした。具体的には, ラオスの小中学校2校で,体育の授業で使うT シャツをベンガラ染めする体験型学習を行った。教員にも参加してもらいながら, 体験型学習を経験すると同時に協働実践することで, どのように意識が変容するかを検証した。検証方法は, 実践校2校の教員に対する半構造化インタビューである。その結果, 教員らは体験型学習の可能性を理解した一方, 座学中心の授業から体験型学習へ転換の方法がわからないという意見もあり, 今後の課題となった。
体験型学習 (Experiential learning)
ラオス (Laos)
ベンガラ染め (BENGALA dyeing)
持続可能な教育 (ESD)