表現運動・ダンスは,体育科教育において最も指導不安が顕在化される領域といわれている。そうした中で,オノマトペ(擬音語・擬態語の総称)は,有効な指導方法の一つとして活用されてきた。しかしながら,その効果性を実証実験により明らかにした研究は見当たらない。そこで,本研究では,関心・意欲・態度,主観的運動強度,学習効率の3 つの視点から,ダンス指導におけるオノマトペの有効性を検証することとした。研究手法としては,近年急速に進む教育のオンライン化を鑑み,オンラインを用いた実験手法を採用した。調査の結果,関心・意欲・態度の1 項目,学習効率の1 項目において,学習者に肯定的な影響を与えることが明らかとなった。このことから,オノマトペはイメージや五感による感覚印象をより鮮明に伝達し,一定の学習効果を導く有用なダンス指導法であるといえる。