Bulletin of Higher Education Okayama University
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『朝鮮語学独案内』における仮名音註について

陳 南澤 岡山大学言語教育センター publons
発行日
2013-12-30
抄録
本稿では開化期の韓国語学習書である『朝鮮語学独案内』(1894)におけるハングルと仮名表記から、当時の韓国語の音声・音韻論的特徴を概観する。『朝鮮語学独案内』には、韓国の開化期の教科書や新聞などの文語中心の文献よりも現代韓国語の特徴が多くみられる。本稿では、本書の仮名音注を通して当時の韓国語の音声的な特徴を主に概観するが、本書は語彙の面においても現代韓国語の形成過程を明らかにするのに役立つと考えられる。今後、明治期の他の韓国語学習書を総合的に考察することで現代韓国語の形成過程をより明らかにできると期待される。
キーワード
韓国語
韓国語学習書
仮名音注
開化期
朝鮮語学独案内
ISSN
1881-5952
NCID
AA12114090
NAID
JaLCDOI