キャンパス・アジアでは長期派遣学生に対して語学(中国語あるいは韓国語、および英語)を中心とする「派遣前研修」を実施している。2013年度春期学生派遣に際して、前年度の研修内容を改良し、派遣前研修プログラムを実施した。改良の要点は、1)派遣学生の決定から渡航までの継続的最長期間を利用すること、2)チューター制度を活用し、グループ講義・対面学習(チューター)・自習支援という複数の学習機会を組み合わせた点である。派遣前研修は、短期間ではあるが、留学経験の乏しい学生にとって、実質的・心理的準備を支援する重要な役割を果たすことが成果として確認された。本研修プログラムの一定の成果と課題は、今後増加していくと考えられる派遣留学プログラムの充実化を図るに際して共有できるものであると考える。