岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

若年就業者におけるキャリア自律の志向性と職場定着― 支援施策は“諸刃の剣”か? ―

三沢 良 岡山大学学術研究院教育学域 Kaken ID researchmap
小林 千夏 岡山労働局
長谷川 尚子 文教大学人間科学部心理学科
発行日
2024-08-30
抄録
 キャリア自律を推進する企業が増えているが,その一方で各種の支援施策が離職や人材流出を招く懸念も指摘されている。本研究では,就業者が抱くキャリア自律の志向性を考慮した分析を行い,キャリア支援施策の活用度と職場定着に関わる心理的変数との関連を検討した。若年就業者255 名のWeb調査への回答の分析から,キャリア支援施策は離職意思の抑制と組織コミットメントの向上という職場定着に有益な効果を持つことが示された。またその効果は,就業者が業界内や専門分野での活躍など広い視野をもつ専門キャリア志向を抱く場合に,より顕著に表れることが示唆された。
キーワード
若年就業者
キャリア自律
キャリア支援施策
職場定着
備考
研究論文 (Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
JaLCDOI