岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

チームのバーチャルな相互作用を規定する課題特性 ―デジタルツールの効果的活用への示唆―

三沢 良 岡山大学学術研究院教育学域 Kaken ID researchmap
藤村 まこと 福岡女学院大学人間関係学部
発行日
2022-11-25
抄録
近年,わが国の企業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を背景に,多様なデジタルツールが職場に導入されている。本研究では,職務遂行チームでデジタルツールを使用して交わされるバーチャルな相互作用に対し,課題特性が及ぼす影響を探索的に検討した。既往知見に基づき,バーチャル性認知(バーチャルな相互作用の指標)や課題特性などに関する質問項目を作成した。Web調査で収集した大都市部の企業に勤務する正社員360 名の回答を分析した結果,課題特性の影響は企業規模に応じて異なる傾向を示した。中小規模の企業では,「相互依存性」や「自律性」の課題特性が相互作用の活性化へ直接的に作用していた。一方,大規模の企業では,「多様性」や「自律性」の課題特性は、デジタルツールの使用が相互作用の活性化をもたらすための限定条件として機能することが示唆された。
キーワード
バーチャル性
チームワーク
課題特性
デジタルツール
備考
研究論文 (Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
JaLCDOI