岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

「体育原理」で取り扱う授業内容の検討

髙橋 徹 岡山大学大学院教育学研究科 生活・健康スポーツ系
森田 啓 大阪体育大学体育学部
松宮 智生 清和大学法学部
発行日
2022-02-24
抄録
本稿の目的は,教職課程関連科目の一つである「体育原理」で取り扱う授業内容について検討することである。結論として,体育原理で取り扱う授業内容については,「PPEのような研究成果と実践とを橋渡しするための内容」,「体育の本質を追求し,『体育とは何か?』を伝え・考えるための内容」,「より良い体育・スポーツの世界を創造していくために必要になると考えられる批判的思考を育成するための内容」,「体育原理,および体育哲学という研究分野それ自体の理解を深めるための内容」,以上4点にまとめられる。なお,本稿での議論は各大学で開講されている授業の内容を全て一律にすべきという主張ではない。上記の4点についても,授業内容を限定してしまう「枠」の設定ではなく,授業における学修内容としての「軸」の提示を意図しており,将来に向けた拡張と選択の可能性に開かれたものである。
キーワード
体育原理
体育哲学
Principles of physical education
授業内容
学修内容
備考
研究論文(Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
JaLCDOI