2019年より,岡山大学では学生が企画・運営の主体となり,岡山市・こくみん共済 coop 岡山推進本部との産官学連携体制のもと,ダンスを用いた防災教育教材『ぼうさいPiPit !ダンス』の開発と普及啓発活動を行う「防災ダンスプロジェクト」が始動した.大学を中心としたダンスを用いた社会課題解決の取り組みは全国的に見ても少なく,この防災ダンスの活動は先駆的な取り組み事例である.本稿では,特に教材の開発に焦点をあて,その制作過程を踏まえつつ,教材の全体的な方向性・学習内容・振り付け・音楽の特徴を整理・分析を行なうことで,今後のダンスを用いた地域社会の課題解決に関する基礎的資料を得ることを目的とする.