岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published by 岡山大学大学院教育学研究科

ISSN 1883-2423

メルボルンの住民の暮らし 一参与観察による研究一

野邊 政雄 岡山大学教育学部社会科教育講座 Kaken ID researchmap
発行日
2002-11-15
抄録
 メルボルンに住むオーストラリア人の家庭でホームステイをおこない,その家族生活や交際を参与観察した。そして,次の2点を明らかにした。①メルボルンでは,大人は1台ずつ車を持つことが一般的になってきた。外出にはたいてい車を使い,近所を歩くことが少なくなったから,近所の人々と知り合いになりにくくなった。そこで,近隣関係や近隣交際が乏しくなり,近所の人々と助けあうこともあまりなくなった。②車を使って外出をするので,自由に行き来できる地理的範囲が広くなった。そのため,住民は広範囲に住む多くの人々の中から,気心があったり,利害や関心を共有する相手を自由に選んで友人関係を取り結び,そうした友人と交遊をしたり,生活の助け合いをおこなっている。
キーワード
メルボルン
参与観察
パーソナル・ネットワーク
ソーシャル・サポート
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
JaLCDOI