ID 51104
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タイトル(別表記)
Developing a Lesson Plan for a Learning of Pollution Focused on Scientific Inquiry: Based on developing a Tentative Lesson Plan of a Secondary Social Studies “Morinaga Arsenic Milk Poisoning Incident”
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著者
神山 大樹
小山 潤樹
重信 謙太
山成 宏明
横川 和成
抄録
本研究は,科学的探求の論理に基づき中学校社会科公民的分野において実践可能な公害学 習の単元開発を行おうとするものである。本研究で公害学習の単元開発に取り組む目的は, 以下の二点である。 1.地球規模の環境問題などが取り上げられることが多くなってきている一方で,近年,公 害が取り上げられる機会が減ってきている。しかし,薬害や食品公害が後を絶たないように, 決して公害がなくなっているわけではなく,時代や社会の状況を踏まえた公害学習の単元開 発は依然として求められていること。 2.かつての公害学習では,公害の原因は資本主義経済における企業の行動に関する理論で 説明されることが多かった。しかし,企業だけではなく行政などを含む社会全体の構造の中 で公害発生の要因を捉えさせる必要があること。  以上の目的のため,本研究では森永ヒ素ミルク中毒事件を取り上げて単元開発を行った。 この事件を取り上げることで,公害発生の原因追究だけではなく,その拡大や解決の遅れな どの面からも公害問題を追究させることができた。また,被害が大きく社会的反響も大きか ったにもかかわらず,学校教育の中でこれまで取り上げられることが少なかった森永ヒ素ミ ルク中毒事件の初めての本格的な教材化ということも本研究の意義の一つである。
キーワード
社会科
公害学習
探求学習
森永ヒ素ミルク中毒事件
出版物タイトル
岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日
2013-07-25
153巻
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Education, Okayama University
開始ページ
29
終了ページ
38
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou
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