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JaLCDOI 10.18926/bgeou/10959
FullText URL 131_0079_0091.pdf
Author Wakimoto, Kyoko|
Abstract Some people may resort to foul language like swearing and cursing to vent uncontrollably intense feelings. These profane and stigmatized expressions, which occur in a large variety of forms, have evolved for centuries and are now deep-rooted in English-sy>eaking countries. It is true that most of them have lost their original or literal senses and are used merely as meaningless expletives, but there are some which are still deemed strictly as taboo--social restrictions prohibit their use in public. This article deals with oaths, imprecations and other blasphemous formulas found in Goldsmith's She Stoops to Conquer (1773) and Sheridan's The Rivals (1775). Examples are sorted according to their fundamental meanings, with some statistical analyses added in a later section for further discussion. We are concerned here particularly with the linguistic features influenced by such social factors as "gender" and "class," tracing the trends in 18th century British society. We hope to elucidate what conventional formulas were widely adopted in those days and how new modes were devised by each author.
Keywords oath imprecation swearing expletive 18th c. British drama
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 79
End Page 91
ISSN 0471-4008
language English
File Version publisher
NAID 120002311329
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10958
FullText URL 131_0069_0077.pdf
Author Kasai, Yaeko| Sugano, Kaori|
Abstract 大正末期から昭和初期の食生活の聞き書『日本の食生活全集』(全48巻)における資料を中心に「たくあん」、「たくあん以外のダイコンの漬物」の加工および「食し方」について収集、分析した。全事例343例、「たくあん」は156例であった。「たくあん」加工のダイコン乾燥期間の地域別特徴は顕著な差異は認められず、おおよそ10日間前後で、稀に30日間と長い場合も見られた。漬け床の塩量は、ダイコン重量に対して3-6%~10-27%、ヌカ量は、使用する塩量で決められ、これらの割合は、地域別特徴より、「たくあん」を食する時期によって決められることが明らかになった。「たくあん」漬け(ダイコン収穫3ヶ月)ができるまでは、ダイコンの生の食感等を活かした塩や調味液、もしくは干しダイコンを調味液に漬けるなどによる漬物の加工であることがわかった。一方、1年を越えた「古漬けたくあん」は脱塩し、みそ漬けや、煮る、炒めるなどの総菜に用いられることが明らかになった。漬物は、翌年の収穫まで1年間を通じて、「たくあん」中心に食する計画がなされ、このことは地域別で、大きな違いは認められなかったが、とくに、北海道および沖縄では、地域の特産物、動物性食材を加える加工が多く、他の地域とは異なることが認められた。
Keywords たくあん ヌカ 乳酸発酵 食生活
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 69
End Page 77
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311237
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10957
FullText URL 131_0057_0067.pdf
Author Sato, Sono| Miura, Seiko| Harada, Shogo|
Abstract 本研究の目的では、全ての生徒が乳幼児との関わりを通して、親になるということを考え、自己理解を図る保育授業の開発にある。本報は、中学校家庭科でこの目的を達成するための第二段階として、中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」を履修している生徒16名(第3学年女子16名)にFlour Baby Project(以下、FBPと称す)を実施し、その有効性を検討した。生徒は、①Flour Babyに対する愛着を持って土・日を含むFBPを行い、②世話に伴う様々な大変さから、③家族の協力の必要性を感じると共に、④「養育態度の反省」から、現在の自分には、子育てに対する責任と知識・経済力が欠如し、自立できていないために、親になることはできないという⑤「現在の自分に関する知識」を形成していた。しかし、最終授業で行ったディスカッションで終了後には、生徒は、「将来は自分も子どもがほしい」、「子育ては大変だがそれを通して自分も成長できるのではないか」という⑥「将来の自分に関する認識」に結びつく意見を記述していた。
Keywords 中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」 授業開発 保育授業 フラワーベイビープロジェクト
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 57
End Page 67
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311274
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10956
FullText URL 131_0051_0055.pdf
Author Miura, Koji| Yamaguchi, Makoto| Ochi, Eisuke|
Abstract 本研究では、足関節におけるキネシオテープが身体の重心動揺安定性に及ぼす影響について検討するため、重心動揺計及びバランスボードによる評価を行った。その結果、身体の重心動揺安定性に関しては、キネシオテープ貼付が閉眼時のバランス能力を改善させることが示唆された。また、キネシオテープ貼付はバランスボード上での総接地時間を低下させ、その傾向は、前後方向の重心動揺回数においてより顕著であった。以上の結果より、足関節におけるキネシオテープは身体の重心動揺安定性を改善させることが明らかになった。
Keywords キネシオテープ 足関節 重心動揺安定性
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 51
End Page 55
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311220
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10955
FullText URL 131_0037_0049.pdf
Author Tanaka, Kenji|
Abstract 旧西ドイツ地区・バイエルン邦に焦点を当て、初等教育段階における科学教育がどのように変化してきているのかを、新旧の基礎学校学習指導要領などを手がかりにして、明らかにしてきた。「基礎学校は、今日、外国語との出会いとコンピュータの取扱いが含まれるであろう現在・未来の教育課題にも目を向ける」学習指導要領の改訂(2000)に伴い、科学教育を含む教科「郷土及び事象科」の「郷土及び事象教授」への変化、「子供志向」から「事象志向」とのバランスを取るということへの変化、「テーマ領域」から「学習分野」との2次元的な内容構成への変化の中で、ドイツ・バイエルン邦における初等科学教育は、削減や軽視ではなく、再び、地歩を獲得してきているといえる。
Keywords ドイツ バイエルン邦 初等教育 科学教育 変遷
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 37
End Page 49
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311239
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10954
FullText URL 131_0027_0036.pdf
Author Nobe, Masao|
Abstract 本研究の目的は、岡山県高梁市農村部、高梁市市街地、岡山市に住む高齢女性の調査データを分析し、高齢女性が人口規模の相違した地域に住んでいることによって、別居子の居住場所にどのような差異があるかを究明することである。生活関連施設、行政機関、商業施設、医療施設は農村部ではあまりなく、高齢者は高梁市の農村部では暮らしづらいと考えられるけれど、多くの高齢者が農村部に住み続けている。データの分析によって、農村部の高齢女性には、別居子が同じ市内にあまりいないけれど、「岡山県内」にある近くの人口規模が大きい都市に多くの別居子がいることを明らかにした。そうした別居子の支援のおかげで、高齢女性は農村部に住み続けられると考えられる。
Keywords 高齢女性 別居子 別居場所 高梁市 ソーシャル・サポート
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 27
End Page 36
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311215
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10953
FullText URL 131_0013_0025.pdf
Author Takayama, Yoshiharu| Imafuku, Shigeki|
Abstract 本研究では、中学校社会科地理的分野の学習において、一人ひとりの生徒に調べる力や学ぶ力、見方・考え方を育成することを目指している。このため、個別学習(指導)が可能な地理学習プリントを開発した。学習プリントは、生徒が所持している教科書や資料集などをもとに、生徒が自ら学習にとりくむことができるように作成している。本稿では、開発した学習プリントを用いて実施した授業から得られた生徒のノート、感想文を分析することによって、生徒にどのような調べる力、地理的見方・考え方が形成できたかを、明らかにした。
Keywords 地理学習プリント 調べる力 地理的見方・考え方 学習ノート 感想作文
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 13
End Page 25
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311262
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10952
FullText URL 131_0001_0012.pdf
Author Kuwabara, Toshinori|
Abstract 本研究では、中学校社会科における新しい評価のあり方について、評価規準・基準、評価問題作成を中心に検討し、その問題点を明らかにした。具体的には地理的分野と歴史的分野について、国立教育政策研究所が示した評価規準・基準や市販されている文献に掲載されている評価問題などを取り上げて、それらを批判的に検討することを通して、観点別評価や絶対評価が中心となった新しい評価を実際に行っていくにあたってどのような点に留意すべきかを提示した。その留意点とは、新しい評価においては、いわゆる活動主義的・形式主義的偏向が強まっている傾向があるため、数量的な観点だけではなく質的な視点にも留意して評価規準・基準を作成すべきであることや、評価を十分に行おうとするあまり、評価規準が複雑になり過ぎて実際的でなくなる傾向があるので、観点を厳選し信頼度や妥当性を高めるべきであるころなどである。
Keywords 中学校社会科 新しい評価 地理的分野 歴史的分野
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-03-15
Volume volume131
Start Page 1
End Page 12
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311331
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10950
FullText URL 132_0131_0142.pdf
Author Nobe, Masao|
Abstract メルボルンのグレンアイラ市に住む6人の高齢女性に、①日常生活、②ライフヒストリー、③何に幸福感を感じるかの3点に関して聞き取り調査を2005年9月におこなった。本稿では6人の語りを提示し、それに考察を加えた。
Keywords 高齢女性 メルボルン パーソナルネットワーク 主観的幸福感 ライフヒストリー
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 131
End Page 142
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311311
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10949
Author Takayama, Yoshiharu| Koga, Kazuo|
Abstract 本研究は、小学校5年生を対象に開発した単元「森林と水と生活」の学習書(個別学習用)に基づいて実施した実験授業の結果を分析したものである。実験授業の結果、問題集、作文、「推せん課題」レポート、プリテスト・ポストテスト、「学期の反省アンケート」などのデータを得ることができた。これらのデータを分析・考察することによって、開発した学習書が個別学習用教材として適切であったか、どのような社会認識を形成したか、実験授業によって社会認識がどのように変化したか、その理由は何かなどを明らかにすることを目的としている。本稿では、まず、プリテスト・ポストテストの分析と考察を行い、実験授業の前後で、児童の認識がどのように変化したかを明らかにした。次に、「学期の反省アンケート」の分析と考察では、3学期に、どの単元を一番頑張って学習したか、その理由について明らかにした。
Keywords 実験授業 プリテスト ポストテスト 反省 「頑張り度」
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 123
End Page 129
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 40007473264
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10948
FullText URL 132_0115_0121.pdf
Author 賈 惠京| Yoshida, Norio|
Abstract 慣用句は長い年月のなかで、生まれ、育まれて、社会的パーソナリティにある程度規定されているため、その地域の人の気質や、生活慣習などをよく映し出している。本稿は身体語を含む慣用句の日韓対照研究の一環である。慣用句を研究することは、現代日本語の分析による日本文化の特性に関する研究として大きな意義があろう。身体語が慣用句表現の中でどのように捉えられ、どのような認識や感情などと結びついているのかを追求する。日本語と韓国語に共通して、もっとも豊富な句例を見せている「目」の場合を例に、両言語における身体語彙慣用句に関する表現上の発想や類似の様相について概観する。
Keywords 慣用句 身体語彙 目の慣用句 日韓語の対照 類似の様相
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 115
End Page 121
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311296
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10947
FullText URL 132_0103_0114.pdf
Author Fuchigami, Katsuyoshi|
Keywords 異年齢保育 group decision making conflict of interest inter-subgroup relations information exchange
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 103
End Page 114
ISSN 0471-4008
language English
File Version publisher
NAID 120002311328
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10946
FullText URL 132_0091_0102.pdf
Author Onoue, Masanobu|
Abstract 本稿では、ビュイッソンの公教育思想を検討する基礎的作業の一環として、1886年および1889年の二つの論考を素材に、彼が1880年代教育改革をどのようにとらえ、また一般に説明しようとしていたかという点を検討した。その結果、(1)1880年代教育改革をフランス革命の理念の実現ととらえたこと、(2)とくに教育の世俗化の進展を重視し強く説明していたこと、(3)改革の実質的推進主体を教員とし、80年代教育改革は教員の資質向上のための条件整備を行うとともに、「教育的使命」を抱かせようとするものであった点を強調して説明していたことなどの特徴をあきらかにした。
Keywords ビュイッソン 第三共和制 ジュール・フェリー改革 ゴブレ法
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 91
End Page 102
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311324
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10945
FullText URL 132_0039_0048.pdf
Author Okada, Kazuya|
Abstract 本論文は、Sara Fanelliの絵本作品First Flightの英語教材としての可能性を示すことを目的としている。小学校での英語クラス、あるいは、広く児童英語の活動をする際に、First Flightが有益な教材となりうることを具体的に提案する。英語絵本は、これまで身近なものとして受け入れられてはきたが、絵本作品の中で使われている英語表現について、実質的なレベルで本格的に議論されることは少なかった。本論文は、そうした従来の英語教育の状況を踏まえ、英語絵本の教材としての可能性を探る一考察である。
Keywords 英語教材 児童英語 絵本 言語習得 総合的教育 翻訳と英語教育
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 39
End Page 48
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311211
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10944
FullText URL 132_0069_0076.pdf
Author Yokomatsu, Tomoyoshi| 安達 保雄| 伊勢 慎| 永原 慎太郎| 稲益 かおり|
Abstract 本稿では、異年齢の乳幼児たちを対象にする保育に関する体系的研究を行うための第一歩として、用語使用に関する提案と、先行研究論文・先行実践報告においてその種の保育を対象にしている理由についての分析と、その体系的研究の今日的意義に関する考察及び研究展望を行っている。用語については、積極的に実践を進めるという意味が込められた「異年齢保育」あるいは「異年齢児保育」を用いることを提案する。異年齢保育への関心の高まりは、現場の必要性とか、社会の条件整備とか、異年齢保育そのものへの洞察の深まりとか、保育研究の転換への指向性とかを背景に生じている。その体系的研究は、保育実践・保育研究に豊かな転換をもたらす上で重要であると考える。これから、方法論研究とそれを踏まえた実践研究と歴史研究とを本格的に推進する必要がある。
Keywords 異年齢保育 異年齢児保育 縦割り保育 混合保育 体系的研究
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 69
End Page 76
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311318
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10943
FullText URL 132_0063_0067.pdf
Author Sanada, Satoshi| Nakayama, Toshimi| Morikami, Tomoko| Kado, Yoko| Yanagihara, Masafumi| Ogino, Tatsuya|
Abstract Victoria版Stroop Testにおける課題達成所要時間の年齢による変化について検討し、併せて各年齢群別標準値を得ることを目的とした。5歳1ヶ月から49歳0ヶ月の健常児・者193名を対象に、黒色で印刷された文字の色を読む(Word Reading:WR)課題、丸型カラーバッチの色名を言う(Color Naming:CN)課題、文字と印刷された色が異なる(Incongruent Color Naming:ICN)課題を行い、ICN課題達成所要時間に対するCN課題達成所要時間の差(以下ICN-CN)と比(以下ICN/CN)について年齢を説明変数とする単回帰分析を行った。その結果、全てにおいて年齢による有意な変化が見られ、成績が最良となる年齢は、WR課題において29.7歳、CN課題において29.0歳、ICN課題において30.2歳、ICN-CNにおいて31.0歳、ICN/CNにおいて34.5歳であることが明らかになった。また、各課題達成所要時間の差異についての一要因の分散分析を行った結果、有意差(F(2,576)=179.312,p<.001)が認められた。多重比較(Turkey HSD)の結果、各課題間に有意差(WR課題とCN課題:p<.01、WR課題とICN課題:p<.001、CN課題とICN課題:p<.001)が認められ、WR課題、CN課題、ICN課題の順に有意な遅延を示した。
Keywords Stroop Test 発達的変化 健常児 標準値 干渉効果
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 63
End Page 67
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311312
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10942
FullText URL 132_0057_0062.pdf
Author Sanada, Satoshi| Takahashi, Hidemi| Kado, Yoko| Nakayama, Toshimi| Yanagihara, Masafumi| Ogino, Tatsuya|
Abstract 本研究では、コナーズ幼児用持続的注意集中力検査(Conners' Kiddie Continuous Performance Test;K-CPT)における各評価指標の発達的および加齢変化を検討し、各年齢別標準値を得ることを目的とし、3~87歳までの健常児・者の71名(男性35名、女性36名)を対象に検査を行った。単回帰分析の結果、見逃し(Omissions error;OE)、お手つき(Commissions error;CE)、反応時間(Hit Reaction Time;HR)、反応時間のばらつき(Hit Reaction Time Standard Error;HRSE)、注意深さ(Detectability;d')の各評価指標において年齢による変化を認め、また成績の最良点はいずれも40歳代に示された。K-CPTは従来のCPTより短時間で施行でき、注意欠陥/多動性障害や広汎性発達障害などを伴う幼児への臨床応用にも適していると思われる。
Keywords Continuous Performance Test 発達的変化 健常者・児 標準値
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 57
End Page 62
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311307
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10941
FullText URL 132_0049_0056.pdf
Author Otake, Yoshihisa| 西 幸代| 三好 美津子|
Abstract 小論では、アメリカ合衆国労働省が主導して進める「就労のカスタム化」の本質について、それがどのように重度障害者の一般就労を促進することにつながるのか、という視点から検討した。まず、重度障害求職者と雇用主のニーズを満たすことがカスタム化であること。カスタム化を実現させるためにはとりわけ「探索と発見」「ポジションの創造」「交渉」を実施していくことが大切であることを述べた。次に、重度障害者の就労のカスタム化が、ジョブコーチ付き就労のベストプラクティスの本質部分を取り出しており、それによってベストプラクティス形骸化に一定の歯止めをかける可能性がある、ということを指摘した。最後に、2001年から始められた就労のカスタム化モデル事業の評価研究結果を引用しながら、「ポジションの創造」「交渉」といったカスタム化の核になるサービスがほとんど提供されていないという現状を紹介した。
Keywords 就労のカスタム化 重度障害者 アメリカ合衆国
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 49
End Page 56
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311203
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10940
FullText URL 132_0077_0089.pdf
Author Ido, Kazuhide| 門松 良子|
Abstract シャボン玉遊びは、幼児が興味をもって取り組む遊びであるため、毎年ほとんどの園で行われている。しかし、幼児がもっている旺盛な知的好奇心を発揮させ、幼児の知的発達を促すような遊びになっているかは疑問である。そこで本研究では、M児の2年間(2年保育4歳児、5歳児の時)のシャボン玉遊びの指導を通して、幼児が何を学んでいくのかについて検討した。その結果、幼児はシャボン玉遊びの中で、科学的知識や道具の操作、仲間との共有など、多くのことを学んでいることを明らかにした。
Keywords シャボン玉遊び 知的好奇心 人間関係 遊びの自由
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 77
End Page 89
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311213
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10939
FullText URL 132_0021_0027.pdf
Author Kakihara, seiji| 玄 紅嬌|
Abstract 本稿では、中国と日本の高校段階に絞り、学習指導要領と教科書を手がかりに高分子化合物の扱われ方を比較検討した。どのような高分子化合物が取り上げられ、その学習時期、内容、実験、環境問題との関係がどのように扱われているかを明らかにした。
Keywords 中日比較 化学教科書 高分子化合物
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-07-14
Volume volume132
Start Page 21
End Page 27
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311302