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JaLCDOI 10.18926/bgeou/1343
FullText URL 035_0201_0221.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract これは、すでに公表した「新編正徹年譜(上)」(岡山大学教育学部研究集録、三十四号)の続編である。(上)では、正徹の生誕から宝徳二年までを収めたので、ここでは、宝徳三年から、死没の長禄三年まで掲載し、一応、完結する。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1973
Volume volume35
Issue issue1
Start Page 201
End Page 221
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002306007
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1317
FullText URL 034_0201_0219.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract 徒前の文献調査の成果をもとにして、ここに正徹の詳細な年譜を作成する。新編、新研究などといった表題は、私の好みとするところではないが、あえて「新編」としてのは、すでに公表されている、藤原隆景氏の「正徹年譜」(国語と国文学昭6.7)と混同しないためもある。勿論、そういった形式的な問題だけでなく、「新編」としたことには、内質的にも「新」の意味合いをこめたつもりであるが、それは、次のような諸点においてである。藤原隆景氏の年譜は、長年、「草根集」を読みこんでこられただけあって、適切な処理、判断がなされているが、今から約四十年前に作成されたものである。その後「永享五年正徹詠草」(天理図書館蔵)「永享九年正徹詠草」(大東急記念文庫蔵)「月草」(陽明文庫蔵)「松下集」(国会図書館蔵)など、正徹に関連する新資料が相次いで発見されたので、年譜も、相当に拡充できる段階にいたっている。また、藤原氏は、専ら、丹鶴叢書本「草根集」に依拠されていたが、「新編」では、諸本の異文も参照した。これによって、丹鶴本の欠脱本文や誤写などが相当訂正することができる。例えば、丹鶴本では、永享四年に亡父三十回忌を行ったと指示するが、これは諸本の三十三回忌が正しく、父の死は、正徹の二十三歳ではなく、二十歳の時になるなど、その著しい例の一つである。他方、正徹の自筆本や転写奥書などで年時の判明するものや推定可能なものも追加し、「草根集」の詞書では、官職名のみで掲出されている人物も、できるだけ実名をもって記述するようにし、全体に、網羅的な年譜作成を志向した。今回は、紙面の都合で、生誕より宝徳二年まで扱い、次号(下)をもって完結する予定だある。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1972
Volume volume34
Issue issue1
Start Page 201
End Page 219
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002305966
FullText URL 033_0301_0314.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract この稿の目標は、藤川題という限定されたなかで、他の歌人との比較を通して、正徹の詠歌手法の特色を把握することにあったため、いきおい、相対的な見解になった。しかし、相対的ということは、より具体的見解として重要な示唆を与えるものと思う。「藤川題百首」には、述懐性や名所歌枕の方面の分析も必要であるが、すべて将来の課題である。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1972
Volume volume33
Issue issue1
Start Page 301
End Page 314
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002305967