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JaLCDOI 10.18926/bgeou/12264
Title Alternative Effects of Inter-subgroup Objective Conflict of Interests on the Use of Political Tactics in Group Decision Making
FullText URL 136_013_018.pdf
Author Fuchigami, Katsuyoshi| Sakoda, Yuko|
Abstract 本研究は、集団意思決定場面において、集団内に互いに排他的な目標をもつ下位集団間の葛藤(目標葛藤)が、成員同士の政治的影響戦術の行使にいかなる影響を及ぼすかについて検討を行った。その結果、全員が情報を交換し合って最終的な意思決定を行う場面では、内下位集団の中でのみ知りえる情報(非共有情報)について、成員は自分たちにとって都合の悪い情報を伝えないという情報の選別や、ニュートラル情報のポジティブ化、ネガティブ化といった情報の解釈・加工を行うなど、政治的影響戦術の実態が明らかになった。また、そのような情報の選別や解釈・加工は、意思決定を行うための正式な話し合いの前に、内集団のメンバーの間の話し合いの中で伝達、共有されていた。本研究の結果より、事前の内下位集団での話し合いから、意思決定のための正式な話し合い、最終的な意思決定までの政治的影響戦術の行使プロセスが明らかになった。
Keywords 政治的影響戦術 集団意思決定 情報の加工 情報の解釈 目標葛藤
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2007-10-25
Volume volume136
Start Page 13
End Page 18
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002304779
JaLCDOI 10.18926/11393
Title Alternative A Study of Logic of Building Students'Attitude in Civics in Japan:On the Basis of "Politics and Economics" in A High School
FullText URL 003_001_008.pdf
Author Kuwabara, Toshinori|
Abstract 本研究は、高等学校公民科「政治・経済」を取り上げその内容編成を分析・検討することを通して、我が国の公民的教科目の内容編成原理を抽出し、その問題点を解明しようとするものである。分析の結果、わが国の公民的教科目においては、現在の国家体制を支持する日本国民としての態度形成が目指されており、それは、開かれた社会認識形成に基づく市民育成を目指したものではないということが明らかになった。戦前の公民科等と比べると強力ではないが、やはり緩やかに国民としての態度形成が目指されていると言える。
Keywords 公民的教科目 (Civic Education) 公民科 (Civics) 政治・経済 (Politics and Economics) 態度形成 (Building Attitude)
Publication Title 岡山大学教育実践総合センター紀要
Published Date 2003
Volume volume3
Issue issue1
Start Page 1
End Page 8
ISSN 1346-3705
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002313952
JaLCDOI 10.18926/bgeou/11164
Title Alternative The Development of the Social Studies Lesson Plan focusing on Modern Political Issues: A Case of A Tentative Lesson Plan "Takeshima Problem"
FullText URL 135_0037_0050.pdf
Author Kuwabara, Toshinori| Takahashi, Shun| Fujiwara, Masashi| Yamanaka, Seishi|
Abstract 本研究は、現代社会に対する認識を深めることを目指した社会科歴史の単元開発を目指したものである。そのために、本研究においては、現代、政治の場において問題となっている政策課題を取り上げ、その起源を追及させることを通して現代政治をよりよく理解させるとともに、生徒に問題解決への自分なりの見通しを持たせるように授業を構成している。取り上げた政策課題は領土問題であり、具体的には日韓の間で議論となっている「竹島問題」を扱った。開発した単元は、特定の主義・主張を教え込むのではなく、公立な立場から政策問題について思考・判断させ、自主的な思想形成を促すものと評価され得るものである。
Keywords 歴史教育 政治教育 社会科 科学的社会認識形成
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2007-06-25
Volume volume135
Start Page 37
End Page 50
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002313408
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10985
Title Alternative William Pitt College Student Days
FullText URL 133_0075_0083.pdf
Author Kishimoto, Hiroshi|
Abstract 本稿は、有名な「ダイヤモンド・ピット」の孫で、近代イギリスを代表する政治家・雄弁家の一人であるチャタム伯ウィリアム・ピット(William Pitt, 1st Earl of Chatham,1708-78)の大学生時代を考察したものである。イートン校を卒業したピットは、オクスフォード大学とオランダのユトレヒト大学に進んだが、従来の研究はこの時期のピットはほとんど取り上げてこなかった。本稿では、ピットの思想形成を考察する一環として、18世紀のオクスフォード大学の実体に触れながら、あまり知られていない大学生時代のピットを明らかにした。
Keywords チャタム伯ウィリアム・ピット オクスフォード大学 ユトレヒト大学 ジェントルマン・コモナー
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2006-11-15
Volume volume133
Start Page 75
End Page 83
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311231
Author Kawahara, Yuma|
Published Date 2007
Publication Title 文化共生学研究
Volume volume5
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/10971
JaLCDOI 10.18926/bgeou/10521
FullText URL 080_0171_0191.pdf
Author Yamanaka, Yoshikazu|
Abstract 近世の国学はこれまで、倫理思想史、政治思想史、文学史、歌学史などの諸側面から研究の蓄積がなされてきた。しかし、近世の国学は、これら諸領域からの研究によっても明らかにしえない側面が少なからずある。では教育史の固有の問題としての国学研究とは一体何か。その一つとして、従来の国学研究がともすれば附随的にしか取り上げなかった、国学の受容・普及という問題があると思われる。そこで本稿においては、一定の社会階層によって受容された国学が更に広範な広がりをみせて普及していく過程に着目し、国学の学習者層の量的な拡大及び質的な多様性などの視点から実証的考察をすすめることによって所期の目的にせまりうるであろうと考える。そのための基礎作業として、国学そのものの教育的思想意義についての研究は不可欠の前提である。これに関しては、すでに「国学における教化論の性格」と題した三編の論稿をまとめているので参照されたい。本論はこれらを基礎にすえてそれとの関連において展開されるものである。具体的には、国学学習者の集団形成がなされたものとして国学の「社中」をとりあげ、社中における学習活動をめぐる諸問題、国学受容の社会的意義等について検討を加えていく。
Keywords 近世国学 教育的思想 社中
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1989
Volume volume80
Issue issue1
Start Page 171
End Page 191
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311240
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9533
FullText URL 095_0077_0085.pdf
Author Yamanaka, Yoshikazu|
Abstract 国学思想において、このような被治者たるものの心構えが、政治論的文脈の中で説かれるようななったのは、前章で指摘したとおり本居宣長においてであった。すなわち、宣長は『古事記伝』において「政」という言葉について次のようにのべている、政は、凡ての君の国を治坐す万の事の中に、神祇を祭賜ふが最重事なる故に、其余の事等をも括て祭事と云 とは、誰も思ふことにて、誠に然ることなれども、猶熟思に、言の本は其ノ由には非で 奉仕事なるべし、そは天下の臣連八十伴緒の天皇の大命を奉はりて、各其職を奉仕る、是天下の政なればなり、さて奉仕るを麻都理と云由は、麻都流を延て麻都呂布とも云ば、即君に服従て、其事を承はり行ふをいふなり 即ち「政」は「奉仕事なるべし」とのべ支配を形成する命令と服従の二つの要素のうち、被治者における服従の側面から政治を基礎づけたのであった。命令と服従あるいは治者と被治者との関係は「身分制的」社会における「上と下」の関係に外ならないのだが、本節ではこの問題に関して宣長学における「世間の風儀」の意義を中心に考察していくことにする。
Keywords 化政期国学 藤井高尚 本居宣長
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1994-03-15
Volume volume95
Start Page 77
End Page 85
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 110000129596
JaLCDOI 10.18926/bgeou/9254
FullText URL 068_0035_0045.pdf
Author Yamanaka, Yoshikazu|
Abstract 本稿の目的の一つは、維新変革期の国学者の一人、鈴木雅之の中に、天皇への求心的な姿勢の実相を探るとともに、それとのかかわりにおいて提示される雅之の学校構想がいかなる機能をもつものであったのかを考察することにある。後述するように、雅之においては天皇への求心的姿勢は「人心一和論」として展開する。それは朝廷=天皇が、民衆統合への確固たる収束点として政治的に明確化されてはじめて可能になることであった。ところで、後期国学全体に目を向けたとき、そこには雅之のごとく政治的統合の核として天皇を位置づける以前に、「神の御心」を媒介項として民衆の心の把握を図り、それを通して一定の秩序を確保するという側面があったことを忘れてはならない。「八雲立つ出雲の神に神習ひ習ふや道の学問なるらむ」「幽世の神の御前を畏みて愧る心を人なわすれぞ」と詠んだ、下総の農民、宮負定雄はそのような国学者の一人であった。神習ふとは人々が神の御心を行動の規制原理として心の内に持つことを意味した。そこで期待されている行動とは「身を慎み、身分に応じて、世の為人の為に、それぞれの功を立て」るということに包括されうるものである。しかも宮負は人々にこのような行動を通して、村落が和合し、上下が和合する状態が現出するものととらえたのである。ここに、宮負が村落問題に対して教育的に対処しようとした姿勢を見ることができよう。本稿はまずはじめに[Ⅰ]において宮負定雄について考察する。宮負の和合論を検討し、そのなかで神の御心がいかなる意義をもつものであったかを明らかにする。次に[Ⅱ]では、鈴木雅之について、尊王論、人身一和論、学校思想の三点から考察する。以上の考察を通して、幕末維新期の国学にみられる教化論の性格が、民衆統合論の視角から明らかになり、学校教育思想がもつ意義も明確になるものとおもう。
Keywords 鈴木雅之 宮負定雄 国学 教化論
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1985
Volume volume68
Issue issue1
Start Page 35
End Page 45
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002311162
Author 遊佐 徹|
Published Date 2004
Publication Title 文化共生学研究
Volume volume2
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/8924
Author Zhang, Hong|
Published Date 2004
Publication Title 文化共生学研究
Volume volume2
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/8901
Author Niro, Izumi|
Published Date 2004
Publication Title 文化共生学研究
Volume volume2
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/8899
Author 渡邊 佳成|
Published Date 2003
Publication Title 文化共生学研究
Volume volume1
Issue issue1
Content Type Departmental Bulletin Paper
JaLCDOI 10.18926/8878
Author 小林 政治郎|
Published Date 1990-03-28
Publication Title
Content Type Thesis or Dissertation
JaLCDOI 10.18926/1368
FullText URL 17_0117_0138.pdf
Author 山本 太郎|
Abstract 筆者は、倉敷代官役所管下幕府領の重層的・多元的・流動的な地域社会構造を全体的かつ立体的にとらえることを課題にしてきた。そのため、前稿では、地域社会形成の重要な要素であり、その内側から社会構造の性格に影響を与える存在である豪商のひとつとして備中国窪屋群倉敷村の大橋家を取り上げ、その経営内容のいくつかの側面を分析した。本稿では、次の段階として、大橋家と地域社会との関係を実態的に究明することを課題とする。備中幕府領の陣屋所在地で中心的な村である倉敷村の場合、新禄古禄騒動を経て文政11年(1828)に、はじめて新興の豪農商が村役人に就任した。地主小作関係・金融関係などの経済的基礎のうえに、文政11年から、新興の豪農商が行政運営主体の中に入っていったのである。そうした実体の中で、大橋家と地域社会とのかかわりは、いかに変容していったか。具体的には、まず大橋家の政治的地位の上昇過程と地主経営の実体を解明するために、村方騒動と小作騒動への関与を検証する。次いで、幕藩領主とのかかわりの一側面として、経済的援助の実態を検証する。さらに、村内の困窮者への対応の一側面として、救恤活動への参画を検討する。そのうえで、大橋家の発展過程を、政治的地位と経営の両方を視野に入れながら地域社会の中に位置づけてみたい。
Publication Title 岡山大学大学院文化科学研究科紀要
Published Date 2004-02
Volume volume17
Issue issue1
Start Page 117
End Page 138
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002306029
JaLCDOI 10.18926/1303
FullText URL 15_0089_0116.pdf
Author 林 康人|
Abstract 本稿では、文化の政治学の立場に立ち、ミシェル・ド・セルトーの日常的実践の観点を、1. 5月に対する思想表明である『パロールの奪取』のその後の展開として受け止め、2. ヘーゲル的な背景と相関させて照射する。
Publication Title 岡山大学大学院文化科学研究科紀要
Published Date 2003-03
Volume volume15
Issue issue1
Start Page 89
End Page 116
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002306077