このエントリーをはてなブックマークに追加


ID 295
Eprint ID
295
FullText URL
Title Alternative
Studies on Silage-Making XVII : The Influence of Level of Fertilization to Forage Crops on the Quality of Silage
Author
Sutoh, Hiroshi
Uchida, Senji
Moriwake, Toshihiko
Kokugan, Shigeo
Abstract
イタリアンライグラスに対して,10アールあたり窒素量を6kg(少肥),12kg(中肥または標肥),18kg(多肥),24kg(過肥)の4水準に施肥した場合,生草の成分ならびにこれでサイレージをつくった場合,その発酵的品質にどのような影響を与えるかを知るため実験を行なった. その結果の要約はつぎのようである. 1)いずれの生育期においても,粗タンパク質の含量は,単位面積あたりの窒素施肥量の多くなるにつれて高くなった. 2)窒素施肥量が高くなるにつれて,水溶性炭水化物の含量は低くなった. 粗タンパク質と可溶性炭水化物含量間には,負の相関,r=-0.85が見出された. 出穂初期の試料の窒索含量と還元糖含量間にも有意な負の相関r=-0.98が見出された. 3)カロチン含量は,窒素施肥量を多くするにつれて高くなった. 4)サイレージの発酵的品質は,少肥区サイレージ70点,中肥区サイレージ58点,多肥区サイレージ23点で,窒素施肥量が多くなるにつれて,品質の低下することが認められた. 5)サイレージの有機物の消化率は,区間に大きな差はなかったが,粗タンパク質の消化率は,窒素施肥量が多くなるにつれて,高くなった. 6)サイレージのカロチン含量は,多肥区サイレージが高かったが,埋蔵間の保存率は窒素施肥量の高いものが低かった. 7)簡易し好試験の緒果は,品質のよいものほど,単位時間あたりの乾物摂取量が高かった. 8)サイレージ養分としての単位面積あたりの養分収量は,施肥量の高いものほど,DCP,TDNの収量が高かった。
Published Date
1971
Publication Title
岡山大学農学部学術報告
Publication Title Alternative
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
Volume
volume38
Issue
issue1
Publisher
岡山大学農学部
Publisher Alternative
Faculty of Agriculture, Okayama University
Start Page
39
End Page
49
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
Content Type
Departmental Bulletin Paper
language
Japanese
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
srfa