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ID 269
Eprint ID
269
FullText URL
Title Alternative
Studies on Silage-Making : XII. The Effects of Adding Antibiotics or Kylage at the Ensiling Time
Author
須藤 浩
内田 仙二
三宅 一憲
Abstract
サイレージを安定に調製するための添加剤として抗生物質およびギ酸カルシウム混合剤(Kylage)の効果を知るため,イタリアンライグラスを材料に用い,これにBacitracin 5 ppn 力価,Neomycin 5 ppm 力価,Kylage 0.28%をそれぞれ添加してサイレージを調整し,無添加対照,添加対照としてGluose添加のサイレージと,その品質および飼料価値を比較した. すなわち,でき上りサイレージについて,化学成分・品質・飼料価値などを調査して,その効果を検討した. 得たる結果の要約はつぎのようである. 1)でき上りサイレージ廃棄量はNeomycin区が0であるほかは,どの区も相当量生じたが,対照区に比べB包acitracin, Kylage区は少なかった. 2)サイレージの品質鑑定の結果は,Kylage区83点,Bacitracin区66点,対照区47点,Glucose添加区94点に対し,Neomycin区は38点になり,Neomycinはサイレージ添加剤として,有効なものでないことが認められた. 3)Bacitracin, Neomycinの添加によって,サイレージの消化率改善は認められなかった. 4)Kylageの添加によって,品質の改善が認められたが,消化率の改善は認められなかった. 5)ウシ・ヤギ・ヒツジ・ウサギをもって簡易し好試験を行なったが,Glucose添加サイレージがもっともよくし食された外は,各区間に大きな差は認められなかった. 6)Glucose添加(2%)を標準(100)とする添加効率は,Bacitrain40,Neomycin-19,Kylage77%で,添加物3者の比較ではKylageがもっとも高かった。
Published Date
1970
Publication Title
岡山大学農学部学術報告
Publication Title Alternative
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
Volume
volume35
Issue
issue1
Publisher
岡山大学農学部
Publisher Alternative
Faculty of Agriculture, Okayama University
Start Page
73
End Page
80
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
Content Type
Departmental Bulletin Paper
language
Japanese
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
srfa