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ID 66596
JaLCDOI
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3
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Author
Abstract
 本論では,食思不振とトイレのことが気になって登校できないことを主訴に来談したA子とその母親の面接事例から,同ーセラピストによる親子面接について検討した。セラピストの面接方針として,子どもに関しては症状の背景にあるしんどさやつらさを共有し主体性を育むこと,親に関しては親自身の戸惑いやつらさを共有し,子どもの現状理解を促し,共にかかわり方を考え,A子の環境を調整することとした。その結果,前思春期という依存と自立の間で葛藤する時期にあったA子は,母親との間であらためて緊密な信頼関係を築きなおし,徐々に自立を遂げていった。母親自身の親としての認識の変化もみられた。この経過から,同ーセラピストによる親子面接の利点と課題について考察した。
Keywords
同ーセラピスト
親子面接
前思春期
食思不振
Note
論文
Publication Title
Bulletin of Shinri-Kyouiku Counseling Clinic at Okayama University
Published Date
2007-03-31
Volume
volume5
Publisher
岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室
Start Page
15
End Page
22
ISSN
2185-5129
Content Type
Departmental Bulletin Paper
OAI-PMH Set
岡山大学
language
Japanese
File Version
publisher
Eprints Journal Name
oupc