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JaLCDOI | 10.18926/CTED/54023 |
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Title Alternative | The Effects of Instructions of Independent Activities for Autistic Child Have Probrems in Emotional Stability - Study on Individualized Education Plans and Parents ' Questionnaire - |
FullText URL | cted_006_077_086.pdf |
Author | Onoro, Hiroshi| Nakaya, Akitaka| |
Abstract | 本研究では,情緒の安定に課題のある自閉症児に対して自立活動の観点から指導を行い,指導内容や指導の展開について検討した。指導内容は,情緒の安定,意図の表出,自分自身や周囲の状況,他者の意図の理解などとし,指導の効果測定として,学校での行動観察と保護者からの聞き取り及び連絡帳の記述を用いた。指導の結果,本人の感じる困難さへの配慮によって情緒が安定したことで,周囲の友達や教師に積極的にかかわったり,他者の働き掛けを受け入れたりすることができるようになった。さらに,授業をはじめとする活動に関心を示し,積極的に取り組もうとする姿も見られるようになった。これらの結果から,本人の障害特性や困難さに配慮した情緒の安定を図る取り組みの優先度は高く,人へのかかわりをはじめとする様々な活動への積極姿勢を引き出す基盤になることが示唆された。 |
Keywords | 自閉症 自立活動 個別指導計画 情緒の安定 保護者の意識 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 77 |
End Page | 86 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723291 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54022 |
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Title Alternative | Classroom teachers' observations of a psychoeducational program, "Successful Self", implemented in all classrooms for students in one elementary school |
FullText URL | cted_006_067_076.pdf |
Author | Okazaki, Yumiko| Ando, Mikayo| |
Abstract | 本研究では,心理教育“ サクセスフル・セルフ” の2011年度から2014年度に全学年で行った実践への実践学級担任からの評価を分析し,実践のあり方を検討することを目的とした。養護教諭が学級担任のサポートのもと行った実践に対する学級担任評価は,概ね良好であった。感想を分析したところ,全学年に共通して「充実した授業」「実践に対する工夫のアドバイス」に関する記述が多く見られ,実践への評価は概ね肯定的であった。一方,「児童実態と授業内容のギャップ」に関する記述が全学年に共通して見られ,“ サクセスフル・セルフ”の今後の実践では,“ サクセスフル・セルフ” のレッスンの主題・目的からはずれないということを考慮しながら,児童の実態に合わせて改善することで,実践がより充実することが示唆された。 |
Keywords | 小学校 心理教育 全学年 実践 評価 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 67 |
End Page | 76 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723290 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54021 |
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Title Alternative | Overview and Outlook Studies on PBIS( Positive Behavioral Interventions and Supports) of Tire1 |
FullText URL | cted_006_059_066.pdf |
Author | Edahiro, Kazunori| Matsuyama, Yasunari| |
Abstract | 本研究は,日本におけるPBIS の第1層支援の開発のために,アメリカのPBS およびPBIS についての研究をレビューしたものである。アメリカにおける PBIS の第1層支援を紹介した。特別支援教育の分野において,PBISの第1層支援の効果が検証されている。本稿では,特に, The Praise Game, Praise Student Frequently,Rewards, Simple Reward Systems, & Incentives, Behavior Management Pocket Chart, Model AppropriateLanguage, Assign a Buddy or Partnerを中心に取り上げた。これらを踏まえて,日本における, PBIS の第1層支援の導入にかかわる展望を示した。 |
Keywords | PBIS(ポジティブな行動介入及び行動支援) 生徒指導 教育相談 特別支援教育 多層支援 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 59 |
End Page | 66 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723289 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54020 |
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Title Alternative | The Effects of Video Self-Modeling on Improving Stretching Postures of a Student with Autism Spectrum Disorder |
FullText URL | cted_006_049_058.pdf |
Author | Matsushita, Yoshimasa| Ohtake, Yoshihisa| |
Abstract | 本研究では,自閉症スペクトラム障害のある生徒に対して,ストレッチ時の姿勢改善のためにビデオセルフモデリング(VSM)による指導を実施し,その効果を検証した。実験デザインとしては,ストレッチを構成する4つの姿勢(「伸展」「前屈」「捻転」「側屈」)間の多層ベースラインデザインを用いた。さらに,「伸展」については反転デザインを合わせて用いた。その結果,「伸展」と「前屈」で,VSM 導入直後の行動変容が確認された。また,「伸展」では,VSM の導入と除去,再導入のいずれにおいても行動変容が確認された。「捻転」については,VSM のみでは行動変容が確認されず,リハーサルと視覚的明示を追加する中で初めて行動変容が確認された。「側屈」では,それらの方略を加えても行動に変容が見られなかった。標的行動間でVSMの効果に差が認められたことについて,日常生活におけるこれら4種類の体操姿勢の使用頻度の違いの視点で考察された。 |
Keywords | ビデオセルフモデリング 自閉症スペクトラム障害 体操姿勢 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 49 |
End Page | 58 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723288 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54019 |
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Title Alternative | The Process of the Changing of the Childcare Workers in Accordance with “Noticing” as Autobiographical Memory |
FullText URL | cted_006_038_048.pdf |
Author | Yoshida, Mitsuho| Takahashi, Toshiyuki| Nishiyama, Osamu| |
Abstract | 本論は,保育者の内的な気付きの変容と,それに伴う保育実践の変容を合わせて保育者の変容と捉え,その変容過程を探ることを目的とした。具体的には,中堅保育者の自伝的記憶としての気付き体験の語りを収集し,質的分析を行った。保育者の気付きは,「保護者等から知る自らの保育の課題」「子どもの様子」「繰り返しの体験」「自らの保育観」「上司,同僚の存在」が契機になることが明らかになった。さらに,気付きの契機で,保育者自身が「いけない・どうしよう」「こうしたい」「嬉しい・良かった」「こうあらねば」の意識を持ち,それが起因となり,気付きが広がり深まるという変容が起こる。その気付きの変容により保育実践の変容が促されることが見出された。以上の結果から,気付きの契機とそれに伴う保育者の思いに焦点化した働きかけにより,保育者の変容を図る可能性が示唆された。 |
Keywords | 気付き体験 自伝的記憶 保育者の変容 中堅保育者 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 38 |
End Page | 48 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723287 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54018 |
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Title Alternative | An Analysis of Court Cases Relating to Special Education in Japan: Perspective towards Inclusive Education |
FullText URL | cted_006_031_037.pdf |
Author | Ikeuchi, Mikako| Tsuji, Saki| Nishino, Masumi| MINAMI, Kyoko| Yoshimitsu, Miharu| Yoshitoshi, Munehisa| |
Abstract | 本稿では,わが国における特別支援教育システムの構築に示唆的な近時の裁判例を要約し,新たな動向を把握することを試みた。具体的には,特別支援教育をめぐる裁判のなかでも,①通常の学校における特別支援教育の問題を争点に含むもの,②過去10年間(2005年以降)に判決が下されたもの,を条件として5つの裁判例を抽出した。それらの裁判における主な経緯や争点の評釈から,通常の学校における特別支援教育が推進されるとともに,多様な教育課題が誘発されており,新たな争点も生じていることが明らかとなった。すなわち,情報開示の範囲,就学先の決定,教員の専門性,学校の情報共有体制といった実践的課題が提起されており,障害のある児童生徒および保護者の権利を重視する判断が示されてきた。「障害者の権利に関する条約」の批准をふまえ,インクルーシブ教育の実現に向けた特別支援教育システムのいっそうの発展が望まれる。 |
Keywords | 特別支援教育 インクルーシブ教育 裁判 就学 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 31 |
End Page | 37 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | author |
NAID | 120005723286 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54017 |
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Title Alternative | Desirable Way to Support for Guardians and Cooperation among Nursery Teachers in Case Study |
FullText URL | cted_006_021_030.pdf |
Author | Nakahira, Ayako| Baba, Noriko| Takeuchi, Keiko| Takahashi, Toshiyuki| |
Abstract | 子どもの健やかな成長と発達のためには,保育士と保護者が円滑な関係にあることが望ましい。経験年数の短い若手保育士と中堅・熟練保育士では,保護者対応に違いはあるのだろうか。本論では,経験年数別に保護者対応について聴き取り調査を行った。さらに,中堅・熟練保育士自身が若手保育士だった頃の振り返りから,現在の保護者対応を比較し検討した。その結果,保護者対応には経験の蓄積と先輩保育士の助言・指導等が必要であることが分かった。 |
Keywords | 保育所保育士 経験年数 保護者支援 連携 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 21 |
End Page | 30 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723285 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54016 |
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Title Alternative | An Exploratory Study about Family Support by Young Preschool Teachers and Child-care Providers ―Some Implication for Professional Education Program in an Education Period― |
FullText URL | cted_006_011_020.pdf |
Author | Katayama, Mika| |
Abstract | 本研究では,近年,就学前の教育・保育において重視されている保護者への支援について,保育経験5年未満の若手保育者37名(幼稚園教諭:18名,保育所保育士19名)を対象に,幼稚園や保育所における保護者支援の目標,困難感の実態や,重視していること等について調査した。KJ法を用いて整理したところ,所属や経験年数によらず,多様な支援が見いだされ,とくに送迎時の会話を重視しており,園と家庭の連続性を大切にしながら発達や個々に直面する課題に応じて,保育者間の連携の下に支援していることが明らかになった。発達につまずきのある子どもをもつ保護者への支援に困難感が生じていたが、保護者との相互理解や信頼関係の構築を重視していることも確認された。今後の学習ニーズとしては,課題を持つ子どもの保護者や,保護者自身が課題を持つ際の支援法が挙げられた。養成校では入職後の自己をイメージ化しながら、理論知を固めることの重要性が示唆された。 |
Keywords | 保護者支援 幼稚園教師 保育所保育士 保育経験5年未満 養成教育 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 11 |
End Page | 20 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723284 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54015 |
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Title Alternative | Consideration about the State of Future's New Teacher Education and Scholastic One for Morality Subject-ization ―Inspection of the True Moral Education Considered from an Overall Unit-like Morality Class Curriculum― |
FullText URL | cted_006_001_010_1.pdf |
Author | Sakuda, Kiyohiro| Nakayama, Yoshikazu| |
Abstract | 文部科学省が実施する道徳教科化に向け,今日の学校教育において,道徳教育が必要とされている理由と今後の在り方について検討した。その際に,これまでに実施されてきた総合単元的な道徳教育による「学校教育活動全体として」の視点が強化された学校教育の在り方に加え,さらなる地域,家庭等と連携した綿密な道徳教育の在り方を必要とする。 本研究では,これらを踏まえた図式化をもとに,評価方法等の道徳教科化における効果と課題について考察分析した。その結果,道徳教科化により,道徳への意識が強調され,各個人への意識付けである道徳的価値意識が高まりやすくなることが示唆された。 また,学校教育における自然・空間・人間環境づくりの重要性と「善く生きる」ための道徳教育に向けた教師教育の在り方について明らかにした。 |
Keywords | 道徳の評価方法 道徳教科化による効果 学校教育の環境設定 総合単元的な道徳授業カリキュラム |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2016-03-04 |
Volume | volume6 |
Start Page | 1 |
End Page | 10 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005723283 |
Author | 岡山大学教師教育開発センター| |
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Published Date | 2016-03-04 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Volume | volume6 |
Content Type | Others |
Author | 岡山大学教師教育開発センター| |
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Published Date | 2016-03-04 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Volume | volume6 |
Content Type | Others |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/53826 |
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Title Alternative | Provincial Schoolteachers’ Approaches to Moral Education in Japan in the early 1950s : a Case of Teachers at the Satoura Elementary School |
FullText URL | bgeou_160_011_018.pdf |
Author | Kajii, Kazuaki| |
Abstract | 昭和戦後期という現代日本への移行期において,道徳教育はどのような地域的展開をみたのか。本稿は,教育史研究の一環として,鳴門市の小学校教師が試みた道徳教育の研究と実践に関する一事例を検討し,その時代的・地域的特色を考察するものである。学校所蔵史料 の調査と関係者への聞き取りにより,①教師による「教育即道徳教育」という理念の探求,②教師が「教育」を狭く学校や授業の範囲で捉えない新たな観点を獲得していく模索,③そして自らの道徳教育の実践を地域や住民を含み込む活動へと開け広げていく到達,という教 師による試行と展開の過程が,1958 年の「道徳の時間」特設以前にあったことを明らかにした。 |
Keywords | 昭和戦後期 道徳教育 学校教師 教育史研究 |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2015-11-27 |
Volume | volume160 |
Start Page | 11 |
End Page | 18 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005677828 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/53825 |
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Title Alternative | Effect of School Internship on Student Teachers’s Practical Teaching Skills : Based on the Questionnaire Survey to Participants of School Internship in Faculty of Education, Okayama University |
FullText URL | bgeou_160_001_009.pdf |
Author | Sumino, Yoshihisa| Mishima, Tomotaka| |
Abstract | 岡山大学教育学部では,平成25 年度より4年次に公立学校園での教職実践インターンシップを必修化した。教職実践インターンシップの効果について,教育実践力を構成する4つの力に着目して,平成25 年度,26 年度の実習生を対象としたアンケート結果を検討した。その結果,(1)特に伸ばしている力は生徒指導力であり,コーディネート力は伸びにくかったこと,(2)授業でメイン指導を行なったことが教育実践力を高める上で重要な経験になる可能性があること,(3)「特別支援を要する子どもに対する個別指導や補助」などの公立学校園ならではと考えられる経験が教育実践力を高める上で重要な経験になる可能性があること,が主に示唆された。 |
Keywords | 教職実践インターンシップ 教育実践力 教育実習 教員養成 アンケート |
Publication Title | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
Published Date | 2015-11-27 |
Volume | volume160 |
Start Page | 1 |
End Page | 9 |
ISSN | 1883-2423 |
language | Japanese |
File Version | publisher |
NAID | 120005677827 |
Author | 岡山大学教師教育開発センター| |
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Published Date | 2015-03-06 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Volume | volume5 |
Content Type | Others |
Author | 岡山大学教師教育開発センター| |
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Published Date | 2015-03-06 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Volume | volume5 |
Content Type | Others |
Author | 岡山大学教師教育開発センター| |
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Published Date | 2015-03-06 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Volume | volume5 |
Content Type | Others |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53247 |
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Title Alternative | Graduate Students’ Learning in Yogo-practice Research |
FullText URL | cted_005_164_171.pdf |
Author | Hoshino, Sakie| Katta, Akemi| Nakamura, Keiko| Honda, Hiroe| Furukawa, Ikumi| Kamimura, Hiroko| Munakata, Hokuma| |
Abstract | 「発達支援研究特論Ⅴ(養護教育実践研究)」は,大学で学んだ理論を学校現場で実証し,養護実践研究を行う 能力を身に付けることを目標にした授業科目である。大学院生3名の附属小・中学校における取組と課題の検討 を通じて,学びと保健室経営への参画について考察した。その結果,大学院生は異なる事例の検討を通じて,様々 な角度から課題を発見し,その対策を示すことができた。また,事例検討の過程で,自分自身が一定の役割を果 たすこと,より広い視野を持つ必要性,一人の養護教諭としての自覚をより強く持つ必要があること等に気付く ことができた。大学教員の課題として,養護実践のふりかえりの頻度を増やし,よりきめ細かくフィードバック すること等が挙げられた。このような取組は養護教諭としての資質能力の向上に有用であると考えられた。今後 は大学院生が自覚的,主体的に養護実践に取り組み,学びを検討し,共有する機会の充実が求められる。 |
Keywords | 養護教諭 大学院生 養護実践 保健室経営 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2015-03-06 |
Volume | volume5 |
Start Page | 164 |
End Page | 171 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005572553 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53246 |
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Title Alternative | Parents' Rights in Special Education : An Analysis of the “Horen v. Toledo School District ”. |
FullText URL | cted_005_157_163.pdf |
Author | Yoshitoshi, Munehisa| Takahashi, Ayaka| Kageyama, Mizuho| |
Abstract | アメリカ合衆国においては,障害者教育改善法(IDEA)に基づいて,障害のある子どもの教育的な決定に関 する親の参加が保障されている。一方で,その具体的な運用にあたっては,親と学校との対立が生み出されており, 訴訟に発展するケースもみられている。本稿は,IDEA によって保護されている親の権利をめぐって,親の過失 を認定したオハイオ州北部地区連邦地方裁判所による判決(Horen v. Toledo School District., 113 LPR 48072 (N.D. Ohio 2013))を中心にとりあげ,とくに個別教育計画の立案ミーティングにおける親の参加の観点から,対立の 構造と論点を整理した。連邦地方裁判所は親と学校区とのやりとりの分析から,「これ以上露骨な参加の拒否は 容易に想像できない」と述べ,学校区からの働きかけに対して「やめてくれ」と拒絶した親の責任を全面的に認 定した。最後に,本裁判の結果をふまえ,今後における親と学校との協力体制の重要性を指摘した。 |
Keywords | 障害者教育改善法 親の参加 個別教育計画 適正手続き 無償で適切な公教育 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2015-03-06 |
Volume | volume5 |
Start Page | 157 |
End Page | 163 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005572552 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53245 |
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Title Alternative | A Study on Recognition and Attitude of University Students Concerning the Prenatal Diagnosis ; Present Status and Future Perspective in Japan |
FullText URL | cted_005_149_156.pdf |
Author | Murakami(Yokouchi), Rie| Yoshitoshi, Munehisa| |
Abstract | 本研究では,出生前診断に対する大学生の意識を明らかにすることを目的とした。大学生74 名を対象に,出 生前診断を積極的に行っていくことや,自分自身が受けることに対する意識,関連する知識などについての調査 を行った。その結果,「出生前診断を積極的に行っていくこと」については,「どちらとも言えない」と回答した 者が多く,生前診断のメリット,デメリットを理解した上でこのように回答した者が多いことが示された。一方, 「自分(またはパートナー)が出生前診断を受けること」については,賛成と回答した者が多く,診断に対する 関心の高さが伺えた。「出生前診断の結果に基づいて人工的中絶を行うこと」については,反対と回答した者が 多く,「命の選別をすることになるから」などの意見が見られた。「出生前診断に関する知識」については,検査 の実施方法や検査後について自身の知識が不十分であると認識している者が多いことが明らかとなった。最後に, 今後の実施をめぐる課題について論じた。 |
Keywords | 出生前診断 障害 意識 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2015-03-06 |
Volume | volume5 |
Start Page | 149 |
End Page | 156 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005572551 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53244 |
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Title Alternative | Organized and Sustainable Education Program for Drug Abuse Prevention by Yogo-teachers |
FullText URL | cted_005_139_148.pdf |
Author | Ueno, Yoshiko| Nishimura, Takae| Hosaka, Sayuri| Yamamoto, Masae| Akasaka, Rie| Arimatu, Ayumi| Fujii, Harue| Yuguchi, Makoto| Torigoe, Kanako| Oonishi, Marika| Nanba, Yumiko| Mori, Ayako| Washida, Hiroe| Nishimoto, Keiko| Hino, Yuko| Matumoto, Tomoko| Ishihara, Tomoko| Todo, Mariko| Yamamoto, Kumiko| Sadamori, Natuki| Yamagami, Nao| Okamoto, Kanako| Matsuo, Hiromi| Kobayashi, Shizuka| Hayashi, Kanako| Mizushima, Nozomi| Sekiyama, Ken-ichi| Fukushima, Takashi| Kamimura, Hiroko| Takahashi, Kayo| |
Abstract | 学校における喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育の充実には,問題行動が顕在化する中学校期だけでなく小学校期 における指導の推進が重要であり,系統的な指導計画を立て,指導者や時間の確保,教材作成などに組織的に取 組み,継続可能なプログラム開発を行う必要がある。そこで,地区内12 校の養護教諭が協働して,発達段階に応 じた系統的・組織的かつ継続可能な地区共通の指導計画を開発し,各校の教育課程・年間計画に位置付けた実践 研究を行った。その結果,指導計画の実施状況は,小学校11 校中,学級活動10 校,ミニ保健指導10 校,長期 休業前指導6 校,広報活動9 校となり,特別支援学校1 校では広報活動のみを行うことができた。小学校におけ る喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育の推進には,学校保健活動の中核的役割を担う養護教諭が専門性を活かし協働 して,系統的な指導計画を各校の教育課程に位置付け組織的で継続可能なプログラムとする取組が有効であった。 |
Keywords | 小学校 健康教育 喫煙・飲酒・薬物乱用防止教育 養護教諭 中核的役割 |
Publication Title | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
Published Date | 2015-03-06 |
Volume | volume5 |
Start Page | 139 |
End Page | 148 |
ISSN | 2186-1323 |
language | Japanese |
Copyright Holders | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
File Version | publisher |
NAID | 120005572550 |