Eprint ID
276
FullText URL
Title Alternative
Studies on Chemical Composition and Quality of Silage : VIII. The Relation between the Quality and Feeding Value of Silage
Author
須藤 浩
内田 仙二
平松 昇
Abstract
同一条件で栽培した同一生育期の材料で,ちがった発酵的品質のサイレージを調製し,これを家畜に給与したとき,消化率にどのような差を生ずるかを知るため実験を行なった. 出穂中期のイタリアングラスを材料にして,1,2,3,4,5級の段階のサイレージを調製しようとした. でき上がりサイレージの品質を化学的に鑑定するとともに,2頭のヤギで消化率の査定を行なった. 結果の要約はつぎのようである. 1)企画したサイレージの品質のうち,1,4級に相当するものが得られなかった. 得られたサイレージは,70,52,50,16,0点に相当するものであった. 2)有機物の消化率は,70点サイレージ58%,52点サイレージ53%,50点サイレージ52%,16点サイレージ34%となり,品質評点の高いものほど,消化率の高いことが認められた. サイレージの品質得点と,有機物の消化率間には,有意な相関(r=+0.988, p<0.05)が認められた. 3)粗タンパク質・粗繊維の消化率についても同様の傾向があり,粗タンパク質の消化率と評点間には有意な相関(r=十0.967;P<0.05)が認められ,粗繊維の消化率と評点間にも有意な相関(r=+0.994;P<0.01)が認められた. 4)サイレージの発酵的品質評点の高いものほど,乾物中の飼料価値の高いことが認められた。
Published Date
1970
Publication Title
岡山大学農学部学術報告
Publication Title Alternative
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
Volume
volume36
Issue
issue1
Publisher
岡山大学農学部
Publisher Alternative
Faculty of Agriculture, Okayama University
Start Page
43
End Page
48
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
Content Type
Departmental Bulletin Paper
language
Japanese
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
srfa