JaLCDOI 10.18926/CTED/44377
Title Alternative About Common Music Material for Music Class in an Elementary School
FullText URL cted_001_057_068.pdf
Author Ishii, Hiromi| Mushiaki, Masako|
Abstract 日本の唱歌やわらべうたが含まれる歌唱共通教材のあり方について、小学生への歌唱共通教材に対する印象調査を踏まえて考察した。その結果、①低学年では身近な内容の歌唱教材が重要であること②低学年・中学年では、歌詞への関心が高いこと③高学年ではメロディやリズムへの関心が高いこと④曲に対する好みは、同じ学年では類似していることの4点が明らかになった。これらの結果を踏まえて、教師は児童の興味・関心に目を向けた学習を展開すること、歌詞に関心が向けられる歌唱指導を行うこと、「音楽文化の継承」として大人が子どもへ残していきたい唱歌だけでなく、児童がこれからも歌っていきたいと主体的に感じる唱歌との出会いを大切に、歌唱共通教材として24曲の指定の枠にとらわれず幅広く唱歌を取り入れることが重要である。
Keywords 小学校 (Elementary School) 歌唱共通教材 (Common Music Material) 学習指導要領 (Teaching Guideline) 唱歌 (Song) 主体的 (Independently)
Publication Title 岡山大学教師教育開発センター紀要
Published Date 2011-03-10
Volume volume1
Start Page 57
End Page 68
ISSN 2186-1323
language Japanese
Copyright Holders Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター
File Version publisher
NAID 120002835651
JaLCDOI 10.18926/bgeou/40577
Title Alternative A Study on a Method of Guidance Developing Basic Abilities of Choral Singing II
FullText URL bgeou_145_069_075.pdf
Author Mushiaki, Masako|
Abstract 学校教育における合唱活動を活性化させるためには,合唱芸術の原点に立ち戻り,根幹となる「和声感」についていま一度検討を加える必要がある。そこで,「和声感」に着目し,日本の学校教育へ導入可能な,和声感の育成が取り入れられた練習方法について検討した。その結果,和音の構成音の持っている倍音や結合音の性質や特徴を認識し,その知識を活かした音程練習を合唱練習に取り入れることで,演奏者の耳が鍛えられ,さらにこの練習が,正確な音程から生まれる合唱の調和感覚,色彩感や広がりが感じられる合唱づくりの基礎になりうることがわかった。
Keywords 合唱 倍音 和声感 指導 基礎
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2010-10-25
Volume volume145
Start Page 69
End Page 75
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002615243
JaLCDOI 10.18926/bgeou/19987
Title Alternative A Sturdy on a Method of Guidance Developing Basic Abilities of Choral Singing I
FullText URL 143_027_038.pdf
Author Mushiaki, Masako| Kuroi, Kaori|
Abstract 合唱指導における呼吸法指導の重要性をKenneth. H. Phillips著『Teaching Kids To Sing』に沿って考察した。その結果,呼吸法と発声および姿勢と発声の相関性,幼少期からの継続的な呼吸法の練習や姿勢の捉え方の正しい認識などの重要性を再確認することができた。特徴としては,「姿勢の発達練習」に際して,胴体の伸張,肩・腕の準備運動,首・頭の準備 運動,脚の準備運動という流れを基本としている。さらに,「活動的な姿勢のとり方」と「精神的な姿勢のとり方」では,開放的な空間をイメージして発声する点,フレーズの動きと腕の動作を利用する点など,エネルギーと音楽の方向が一体となっていること,アレクサンダー・テクニークをとりいれた精神的な開放と身体のリラックスに重点が置かれていることがわかった。
Keywords 合唱 ウォーミング・アップ 姿勢 呼吸法 指導
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2010-02-25
Volume volume143
Start Page 27
End Page 38
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002309018
JaLCDOI 10.18926/bgeou/16081
Title Alternative Consideration of Chorus Music Education in Italy: On the Basis of Observations of "Scuola Media Statale" and "Conservatorio Corso di Coro delle Voci Bianche di G.Verdi"
FullText URL 142_073_084.pdf
Author Mushiaki, Masako|
Abstract イタリアの国立中学校とヴェルディ音楽院児童クラスの合唱指導を視察した結果,国立中学校の合唱授業ででは,楽譜を使用しないこと,発声が地声でハーモニーを創れないこと,更に,音楽の授業で生徒たちに歌に対する意欲が極めて低いことがわかった。一方,ヴェルディ音楽院の児童合唱は,ベルカントの発声で,生徒の歌唱のレベルは高いが,北欧やハンガリーのような水準の高い合唱にはなっていないことがわかった。音楽教育の現場で起こっているこれらの問題の背景には,イタリアの小学校と高校で音楽教科を廃止するという音楽教育に対する国の方針があり,このことが生徒のやる気や質の低下を生み出していると考えられる。イタリアの音楽教育のこのような状況は,音楽の授業が成立しにくくなっている日本の公立中学校の現状と酷似しており,日本の音楽教育にとっても将来を見据えた教育方針の策定が急務であることを強く示唆している。
Keywords イタリア 合唱 指導法 音楽教育
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2009-10-21
Volume volume142
Start Page 73
End Page 84
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002306144
JaLCDOI 10.18926/bgeou/15026
Title Alternative Relations between Poems and Music on Choral Music : On the Basis of Poems of Shuntarou Tanikawa
FullText URL 140_065_075.pdf
Author Mushiaki, Masako| Murao, Akiko| Kouno, Atsushi|
Abstract 谷川俊太郎の詩が合唱曲の歌詞として,なぜ多くの作曲家によって取り上げられているのか,また,その詩は音楽とどのようなつながりを持つのかについて検討した。その結果,前者については,谷川の詩が,一文が簡潔であること,ことばにリズム感があること,誰もが体験する内容をわかりやすい言葉を用いていることで共感を得やすいことがその原因であることがわかった。後者については,谷川の同一の詩に異なる作曲家が作曲した合唱曲を試聴することにより調べた。その結果,作曲者が異なっても,試聴者は詩に対して共通のイメージを持つこと,それぞれの作品の特徴を的確に捉えていること,更に,作曲者は,時代による音楽環境の変化を捉えた表現方法をとっていることがわかった。
Keywords 合唱 谷川俊太郎 音楽 試聴
Publication Title 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
Published Date 2009-02-25
Volume volume140
Start Page 65
End Page 75
ISSN 1883-2423
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002307706
JaLCDOI 10.18926/14398
Title Alternative Consideration of Musical Activities for Teacher Training
FullText URL 008_049_062.pdf
Author Mushiaki, Masako|
Abstract 2006年12月、音楽教育講座定期演奏会において、学生有志によるミュージカル「美女と野獣」ハイライトが上演された。講演終了後、ミュージカル参加者に対して行ったアンケート調査より、出演者たちが、楽しさ、充実感、創り上げる連帯感、仲間意識などの高揚感を感じた一方、公演継続に際する問題意識を持ったことがわかった。それは、第1に「取り組む時期」の遅さ、第2に「練習計画や役割分担」の不明確さによるもので、ミュージカルの仕上がりや衣装・小道具・大道具の制作が大幅に遅れたことは大きな反省点となった。今後、公演を「学生の主体的な活動」に持っていくための方策として、教員側と学生側の連携をいかに図るか、また、総合演習のような横断的なカリキュラム内容の充実等についての検討が急がれる。
Keywords ミュージカル (Musical) 制作 (Production) 主体性 (independence) 総合演習 (General Laboratory) カリキュラム (Curriculum)
Publication Title 岡山大学教育実践総合センター紀要
Published Date 2008-03-10
Volume volume8
Issue issue1
Start Page 49
End Page 62
ISSN 1346-3705
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002308030
JaLCDOI 10.18926/14358
Title Alternative The Consideration of Teaching on the Japanese Traditional Singing
FullText URL 006_079_088.pdf
Author Mushiaki, Masako|
Abstract 岡山大学教育学部音楽教育講座では、伝統的な歌唱(民謡)授業に外部から講師を招き、学生たちが生の邦楽に触れ、また自らが体験できるような授業を行っている。現在まで3年間にわたって実施した外部講師による民謡の授業を受講した学生に対して行った3回のアンケート調査を基に、授業の問題点と課題を検討し、「日本の伝統的な歌唱」授業の今後のあり方について考察を行った。その結果、1. 教員養成機関では、技術習得を中心とするのでなく体験として学ぶことが重要であること、2. 学校教育における伝統音楽の学習には、生の音を体験し、児童生徒各々が発声の違いや特徴を感じ取り、それを自分の声で自由に表現することが重要であること、3. 従来の頭声的な発声を重視すると共に、「邦楽的な発声」を認識することによって、多様な民族の音楽を理解することが重要であることが明らかとなった。
Keywords 伝統的な歌唱 (Traditional Singing) 地声 (Natural Voice) 民謡 (Folk Song) 頭声的な発声 (Head Voice Vocalization) 邦楽的な発声 (Traditional Voice Vocalization)
Publication Title 岡山大学教育実践総合センター紀要
Published Date 2006-03-25
Volume volume6
Issue issue1
Start Page 79
End Page 88
ISSN 1346-3705
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002308497
JaLCDOI 10.18926/bgeou/14160
Title Alternative About Guidance for a Student's Chorus Singing in a Natural Voice: On the Basis of Guidance in MIRACULUM Chorus of Kodaly School
FullText URL 139_091_099.pdf
Author Mushiaki, Masako|
Abstract 日本の学校教育にハンガリーのコダーイ・メソッドを取り入れる際の問題点について、MIRACULUM 合唱団の指導法を中心に検討を行った。その結果、合唱における発声の捉え方について、声のための発声練習だけではなく、和声感を養い、ピッチの正確さを高めていくための発声練習に指導の重点が置かれていることがわかった。本稿では、コダーイ・システムを日本の音楽教育に活かし、児童・生徒の自然な声を引き出す合唱指導について、次のような提案を行った。1)幼少時から民謡やわらべうた等の母国語の音楽へ親しませること、2)ソルミゼーションによる移動ドの発声練習を取り入れること、3)必要に応じてハンドサインを取り入れること、4)和声的・非和声的な音感を養う発声練習を取り入れること、5)グローバルスタンダードな発声(頭声的発声)を獲得させること。
Keywords コダーイ・メソッド 合唱 発声 指導法 自然な声
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 2008-10-25
Volume volume139
Start Page 91
End Page 99
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002308161