JaLCDOI 10.18926/bgeou/1756
FullText URL 050_02_0299_0312.pdf
Author Inada, Toshinori|
Abstract 西行の歌集「聞書集」には、「嵯峨にすみけるに、たはぶれ歌として人ゝゝよみけるを」の詞書のもとに、十三首の歌が収められているが、この歌群を以下「たはぶれ歌」と仮称する。この十三首には、作者の幼児体験の回想歌があるため、研究者が折に触れては言及する重要な歌群である。が、これまでの成果を概観すると、「たはぶれ歌」の「たはぶれ」の内容理解や和歌の解釈の面で、納得できないものが少なからずあるので、その諸問題に関して、従前の見解を整理しつつ、私見を提示してみたい。「聞書集」は伊達家旧蔵本の桝型列帖装一帖で、現代は天理図書館の所蔵。まず、昭和五年十月、竹柏会発行(『扶桑珠賓』所収)の「西行上人歌集」複製によって翻刻した『私家集大成中世Ⅰ』によって本文を掲載しておく(下の括孤内の数字は、朝日日本古典全書『山家集』の通し番号。因に、複製本にも直接あたって再点検したが、翻刻に誤りはない)。
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1979
Volume volume50
Issue issue2
Start Page 299
End Page 312
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002305975
JaLCDOI 10.18926/bgeou/1755
FullText URL 050_02_0288_0298.pdf
Author 森 熊男|
Publication Title 岡山大学教育学部研究集録
Published Date 1979
Volume volume50
Issue issue2
Start Page 288
End Page 298
ISSN 0471-4008
language Japanese
File Version publisher
NAID 120002306090