Annual Reports of Misasa Medical Center, Okayama University volume73
2003-02-01 発行
症例は76歳男性03年前肺気腫と診断された。今回呼吸器リハビリテーション目的で当院に入院の運びとなった。入院時より37-38'Cの発熱を認め,下気道感染を疑い抗生剤で加療したが改善しなかった.入院時の検尿検査で蛋白・潜血陽性であり,血清MPO-ANCAが307U/mlと高値を示した。血清クレアチニン値も徐々に上昇してきたため,MPO-ANCA関連血管炎と診断した.プレドニゾロン投与を開始したところ,症状及び検査所見は速やかに改善した.