Annual Reports of Misasa Medical Center, Okayama University volume72
2002-02-01 発行
(目的) MRlは腰痛をきたす疾患の診断に必須な検査法である。腰痛と腰椎MRl所見との関係を明らかにすることを目的として検討した。(対象と方法)腰痛を訴えた30例を対象とし、腰椎MRl所見の頻度を調査した。全例に温泉療法を施行した。
(結果)全症例において腰椎MRl上異常所見を認めた。少なくとも1つ以上の椎間板の変性病変をもつ症例は30例中27例(90% )で、椎間板変性はL4/5levelで最も多く認められた(30例中18例)。椎間板ヘルニア
を示す症例は30例中10例(33.3% )であった。神経根圧迫を持つ症例は30例中8例(26.7% )であった。腰椎圧迫骨折を持つ症例は30例中6例(20% )であった。温泉療法により腰痛が改善した症例は30例中17例(56.7% )であった。
(結論)腰痛症患者は腰椎MR止異常所見を有した。温泉療法により腰痛の改善を認めたので、MRL上で認めた形態学的異常は必ずしも機能的異常や症状に直結しないと思われた。
腰痛症 (Disc disease)
MRl (Magnetic resonance imaglng)
椎間板変性 (Lumbar spine)