Annual Reports of Misasa Medical Center, Okayama University volume70
1999-12 発行
入院中にChurg-Strauss症候群の再燃を来した症例を報告した。症例は気管支喘息を有する73歳の女性で,持続する両下肢の知覚障害を主訴に当院に入院した。入院2週頃より微熱,下腹部不快感が続き右下肢のdrop foot,下血を呈した。末梢血では著明な好酸球増多を認め,内視鏡検査で直腸潰瘍を認めた。3年前の両下肢の知覚障害出現時にも同様の症状を経験しており,Churg-Strauss症候群の再燃と診断し,ステロイド治療を開始することにより新たな後遺症を残すことなく寛解に至った。Churg-Strauss症候群の発症・再燃の機序を考える上で貴重な症例と考え,文献的考察を加え報告する。
Churg-Strauss症候群 (Churg-Strauss syndrome)
アレルギー性肉芽腫性血管炎 (allergic granulomatous angiitis)
血管炎症候群 (vasculitis syndrome)
気管支喘息 (bronchial asthma)
好酸球増多 (eosinophilia)