Annual Reports of Misasa Medical Center, Okayama University volume65
1994-09 発行
高齢気管支喘息症例の病態を解明するために30才以降の気管支喘息症例について年齢層別に臨床的特徴を検討した。1)60才以上の高齢気管支喘息症例は全体の41.1%を占めており,年齢層別では50-59才,60-69才の症例が多く認められた。2)ほとんどの症例が成人発症喘息であり,高齢気管支喘息では92.3%が中高年発症型気管支喘息であった。3)加齢に伴って細気管支閉塞型気管支喘息の増加か認められた。4)血清IgE値は50-59才で再増加し,histamine release,LTC(4)産生は40149才で高値であった。5)40-69才の年齢層でステロイド依存性難治性喘息が多く認められた。以上高齢気管支喘息症例は中高年発症型喘息の病態の特徴を有しており,中高年発症型気管支喘息の病態の解明が必要と考えられた。
高齢気管支喘息 (bronchial asthma in elderly)
中高年発症型喘息 (late onset asthma)
臨床病態 (clinical types of asthma)
ステロイド依存性重症難治性喘息 (steroid dependent intractable asthma)
ケミカルメディエーター (chemical mediator)