Makino, Shigeko
Department of Teaching and School Leadership Graduate School of Education, Okayama University
Published Date
Abstract
本稿は,令和2年度岡山県立総社高等学校家政科1年生を対象とする「国語総合」の授業の実践報告である。稿者は,現在の高等学校国語科の課題克服に向けた指導者の姿勢は「教材への依存度の高さからの脱却」「生徒を真の意味で「主体的な学び」に誘う学習活動の実践」であるとの私見を持っており,本稿では私見にもとづく姿勢で行った1年間の授業について,その概要と教科書所収の文章を「依存から脱出」して教材文として用いた単元の内容を報告した。コロナ禍の影響や評価の面での現場の実態との乖離,稿者の授業作りの「甘さ」等により,成果以上に課題も多く見出せたものの,私見の方向性に間違いがないことが実感できた。
Keywords
「批評者」たり得る言葉の力
「教材への依存度の高さ」からの脱却
Note
ISSN
NCID
JaLCDOI