本論文がめざしているのは、言語教育と言語芸術の双方向から、統合的にそのあり方をひとつのカタチとして明示することである。いわゆ
るオーサー・ビジットと呼ばれる活動は、作家が学校を訪れて創作・活動に生徒の興味・関心を向かわせるアプローチであり、確かに、生徒は、
創造的な感性と直接ふれあえる環境と機会の中で、彼らの理解と認識と関心は深化され、促される。しかし、それでも、作家が学校を訪れる
となると、その実践は、NPOなどが中心に関与して派遣されることが多く、大学と学校との連携は─それは、レジデンシャルな作家のシ
ステムが我が国には少ないことと関連するのだが─、ワークショップの点からどうあるべきであろうか。そこで本論では、その実践と意義
を具体的に提起する。
創作
詩
オーサー・ビジット(school author visits)
言語芸術
凝縮(intensity)
ESD