このエントリーをはてなブックマークに追加
ID 17478
Eprint ID
17478
フルテキストURL
Thumnail 90_1309.pdf 428 KB
タイトル(別表記)
Evaluation of the standard total coli-form MPN test for the biological examination of water pollution
著者
赤塚 和也 岡山大学医学部ウイルス学教室
森 康己 岡山大学医学部細菌学教室
国府島 泉 岡山大学医学部細菌学教室
平井 義一 岡山大学医学部細菌学教室
浜田 博司 岡山大学医学部細菌学教室
安部 益文 岡山大学医学部細菌学教室
安部 重信 岡山大学医学部細菌学教室
茎田 祥三 岡山大学医学部細菌学教室
永田 哲英 岡山大学医学部細菌学教室
藤原 清 岡山大学医学部附属臨床検査技師学校
林 英生 岡山大学医学部細菌学教室
金政 泰弘 岡山大学医学部細菌学教室
抄録
水質検査には化学的検査項目以外に細菌学的検査項目が併行して行われていることは周知の事実である(1,2)).そして我国における現在の水質検査法(3))では大腸菌群測定法が広く用いられている.すなわち上水試験法(4))および工業用水(JIS)(1))ではLB培地-BGLB培地法(LB-BGLB法と略す),下水試験法ではLB培地法(LB法と略す),食品衛生法および公共用水ではBGLB培地法(BGLB法と略す)を行うとされており,これらはいずれも最確数(MPN)を求める方法である.他方乳製品および工場排水(JIS)(2))ではデスオキシコレート培地(DOC法と略す)を用いての集落数を求める方法も行われている.これら諸種の方法のうち,上水試験法および工業用水(JIS)(1))に適用されている.LB-BGLB法で算定される大腸菌群の検討を試みた.LB-BGLB法で算定される大腸菌群とは"乳糖を分解して酸とガスを産生する好気性または通性嫌気性のグラム陰性無芽胞桿菌である”.と定義され,この条件を満す種属はEscherichia,Klebsiella,Enterobacter,Aeromonas,Erwinia,SerratiaおよびCitrobacter等が包含されている.しかしこれらの種属全てが人畜糞便由来のものではなく,水,植物または土壌に由来する種属も含まれていると言うことである.元来,水質検査における汚染指標菌とは人畜糞便由来の菌を検索することを目的としているのであるから,大腸菌群測定結果をそのまま適用して汚染状況や汚染源の判定を行うと誤りを生ずることになりかねない.我々は過去数年間に亘って児島湾(5)),児島湖(6))を初めとして県下河川(7,8))での汚染調査を行って来たが,その結果のなかで化学検査や現況に照して不当と思われるような高値の大腸菌群数を算定することがしばしばあった.そこで各種調査点での現行の大腸菌群測定で得られる測定結果の検討を,本測定法で算定される大腸菌群の種属分類を行うことにより,糞便汚染の指標性の良否について検討することとした.
抄録(別表記)
The standard total coli-form MPN test is widely used as a biological indicator of water pollution. But our applications of the test to various field works resulted in much higher cell numbers than be expected. The reason can be thought to be that bacteria belonging to coliform group do not always derived from human and animal feces. In order to examine this possibility, the authors carried out the isolation and identification of bacteria which were detected by this method from various kinds of specimens. The result indicated that the bacteria designated as coli-form group included not only human- and animal-derived bacteria but also bacterial species which apparently derived from plants, soil or water, e.g. Erwinia, Aeromonas, Serratia, Citrobacter and so forth. Therefore, a method is demanded by which one can estimate quantitatively only bacteria associated with human and animal feces.
発行日
1978-10-30
出版物タイトル
岡山医学会雑誌
出版物タイトル(別表記)
Journal of Okayama Medical Association
90巻
9-10号
出版者
岡山医学会
出版者(別表記)
Okayama Medical Association
開始ページ
1309
終了ページ
1317
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489
資料タイプ
学術雑誌論文
オフィシャル URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma1947/90/9-10/90_9-10_1309/_article/-char/ja/
関連URL
http://www.okayama-u.ac.jp/user/oma/index.html
言語
Japanese
著作権者
岡山医学会
論文のバージョン
publisher
査読
有り
Eprints Journal Name
joma