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ID 146
Eprint ID
146
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Seasonal Variation in Photosynthetic Rate of Campbell Early Grape in the Paddy Field Region
著者
本多 昇 岡山大学
岡崎 光良 岡山大学
抄録
1).キャンベル・アーリーで収穫期前後にわたる早期落葉の甚だしい岡山県南部水田地帯にある岡山大学農学部の葡萄園で,結果枝上の葉について,1957~1961年にわたつて,光合成能力の季節的推移について調査した.本品種の硬核期は大体7月上~中旬で,収穫期は8月中旬である.2).測定方法は自然状態の葉の葉片打抜法により,光合成能力は葉面積1m2当り,午前9時~午後3時の間の平1時均間当りの乾物増加量(mg)にて表示した.3),1961年の6月中旬,7月中旬,8月中旬,8月下旬,9月中旬,9月下旬および10月中旬における光合成能力はそれぞれ616.9,464.9,192.3,304.1,740.5,553.5および534.6mgである.すなわち6月及び9月に較べて7月中旬から,とくに8月上中旬頃の光合成能力低下が甚だしい.この現象は1958,1960年においても同様に顕著である.4).1959年には燐酸肥料以外は元肥が施用されず,とくに7月上旬の測定日(3回)のうちの1日が曇天のためか,同期の光合成能が極めて低い.7月中旬に窒素及び加里の年間施用量全量が施用されたためか,7月下旬以後10月中旬まで光合成能が例年に比し異常に大である.然し8月中の降雨状態が比較的良かつたにもかゝわらず8月中旬の光合成能の低下は認めざるをえない.5).個々の測定値について検討すると,これら光合成能低下の原因のうち,降水量,土壌水分含量等の過不足,日照状況などの影響を見のがすことはできない.6).葉中含水率(対生体重%)が葉令とともに減少する傾向はあるが,光合成能と含水率との間に相関は見られなかつた.7).本梢葉の間では葉令の差による光合成能力に差が認められない.たゞし副梢葉は8月頃には本梢葉よりも光合成能に大差がないが,9~10月頃には同程度又はそれ以上の能力を示している。
キーワード
キヤンベル種葡萄
光合成能
岡山県南部水田地帯
発行日
1962
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
19巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
37
終了ページ
48
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa