Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

フキのウィルスフリー株育成のための茎項培養

松原 幸子 岡山大学
益田 忠雄 岡山大学
抄録
愛知早生フキのウイルスフリー株は,次の様な方法で育成し,繁殖することができる. 地下茎の茎頂を切りとり,殺菌して次の様な培地に植付ける. 修正Murashige & Skoog(1962)の要素に30g/l しょ糖,8g/l bacto agarを添加したものを基本培地とし,0.1mg/l NAAとBAを添加した培地である. 又発根させるための培地としては,基本培地にNAA 0.1mg/l 又は1.0mg/l NAAと0~0.1mg/l BAを添加したものが有効である. これらの培地に移植すると根原基は4~6日で分化し,幼根は10~13日で伸長する. ウイルスフリーになる率は,茎頂塔養で得られた無菌の小植体の茎頂を0.1-0.3mmに切りとり,再度植付けることにより増加する. ウイルスフリー株の増殖のためには,それらの小植物の茎頂,茎、葉柄,葉の切片を用いることができる。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029