Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

ホルスタイン種雄子牛の哺育におけるサイレージ給与の影響

奥島 史朗 岡山大学
今野 芳朗 岡山大学
井上 良 岡山大学
抄録
哺育時におけるサイレージ給与の有効性を追試するために,9~13日令のホルスタイン種雄子牛8頭を,代用乳の4週間制限給与,人工乳,イナワラ,水の不断給与による早期離乳方式で12週間飼育し,そのうち4頭にはイタリアンライグラスを主原料とするサイレージを不断給与した. その結果,1日当り増体量の平均値は対照区1.06kg,サイレージ区1.04kgで,サイレージの発育促進効果は明らかでなかったが,サイレージ区は人工乳,イナワラの採食量が対照区より少なく,1kg増体に要したTDNでは,対照区の2.07kgに対してサイレージ区が1.90kgであり,サイレージ給与による飼料効率の向上がうかがわれた. この間のサイレージ採食量は1頭当り18.5kg,1日1頭当り0.22kgであった. また,試験終了後,すなわち,サイレージ給与中止後12週間の1日当り増体量は,対照区の1.22kgに対してサイレージ区は1.37kgと大きく,発育に対するサイレージ給与の残存効果が認められた. これらの効果を過去の同様の成績とともに分散分析したところ,サイレージ給与中の12週間には1%水準,給与終了後12週間には5%水準の有意差をもって,サイレージの増体促進効果が認められた。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029