Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
Published by Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University

<Availability>
Some items are not available because of decision by its author or publisher.

自閉症の学習集団における教師や他児とかかわる力及び課題解決の力の育成を目指した授業実践

大野呂 浩志 岡山大学
抄録
本研究では,自閉症の児童の学習集団を対象とした授業を通じて,課題意識の変化の様子や人とかかわる力の変化の様子を明示し,変化の背景にある教師の工夫を明らかにすることを目的とした。対象とした三つの授業では,題材選定や活動展開及び教師のかかわりなどの点において,授業者自身の評価に基づく改善を施していった。結果では,活動の在り方によって,課題意識をもった主体的な姿に変わっていく様子や,逆に児童の活動が制限される様子,また,児童が明確な課題意識を維持・深化させながら,人とのかかわりもより積極的にしていく様子などが示された。このような児童の行動の変化から,授業改善において,課題が明確になりやすい題材選択,さらに教師のかかわりにおける課題の修正や焦点化などが,課題解決や人とかかわる力の育成を可能にすることが示唆された。
キーワード
人とのかかわり (soacial interaction)
自閉症 (autism)
授業 (lesson)
課題意識 (task engagement)
相談タイム (group problem solving)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614