Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
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詩の朗読における音声表現―行と行間、連間に焦点をあてた分析的研究―

川田 美里 高松市立太田南小学校
奥 忍 岡山大学教育学部
抄録
詩の朗読では「間」が重要だと言われている。しかし、「間」がどのようにとられているかについては不明である。本稿では、朗読における「間」の実態を明らかにするために、金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」の朗読の音声分析と、「間」が聞き手に及ぼす感受の影響に関する認知実験を行った。得られた成果は以下の通り。 ・大人の専門家の朗読では、行の所要時間や行間の「間」が異なり、表現にメリハリが感じられる。 ・こどもの朗読は全体に速く、行と行間との差が大人に比べて少ない。しかし、全体的な時間変化は大人の専門家と類似したパターンをとっている。 ・聞き手は「間」の微妙な変化を感じ取っている。たとえ短くても詩の内容に応じて変化する「間」を好む者が多い。機械的な「間」では詩を十分に味わうことができない。
キーワード
詩 (poem)
朗読 (recite)
音声表現 (voice expression)
金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」 ("I, little bird and bell")
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614