Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
Published by Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University

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日本の伝統的な歌唱授業の試みに関する考察

虫明 眞砂子 岡山大学教育学部
抄録
岡山大学教育学部音楽教育講座では、伝統的な歌唱(民謡)授業に外部から講師を招き、学生たちが生の邦楽に触れ、また自らが体験できるような授業を行っている。現在まで3年間にわたって実施した外部講師による民謡の授業を受講した学生に対して行った3回のアンケート調査を基に、授業の問題点と課題を検討し、「日本の伝統的な歌唱」授業の今後のあり方について考察を行った。その結果、1. 教員養成機関では、技術習得を中心とするのでなく体験として学ぶことが重要であること、2. 学校教育における伝統音楽の学習には、生の音を体験し、児童生徒各々が発声の違いや特徴を感じ取り、それを自分の声で自由に表現することが重要であること、3. 従来の頭声的な発声を重視すると共に、「邦楽的な発声」を認識することによって、多様な民族の音楽を理解することが重要であることが明らかとなった。
キーワード
伝統的な歌唱 (Traditional Singing)
地声 (Natural Voice)
民謡 (Folk Song)
頭声的な発声 (Head Voice Vocalization)
邦楽的な発声 (Traditional Voice Vocalization)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614