Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
Published by Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University

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ある被害者遺族の有効なモーニングワークに関する質的分析 -ラガーシュ仮説の再検討を含めて-

山本 力 岡山大学
濱崎 碧 岡山大学
玉井 千里 岡山大学
山崎 芙美子 岡山大学
抄録
平成13年6月8日に附属池田小学校で発生した児童殺傷事件の被害者遺族の一人である本郷由美子さんの手記『虹とひまわりの娘』を分析素材として、どんな悲嘆の対処法や社会的サポートがモーニングワークの促進に有効であるのかを探索的に探ることを研究の目的とした。加えて、「死者を殺す」というラガーシュ仮説の妥当性に関する若干の検討を行った。その結果、モーニングワークを通して親子の「絆」の結び直しがはかられ、娘に対する「愛の物語」が生成されていった過程が明らかになった。
キーワード
被害者家族 (the bereaved)
モーニングワーク (mourning work)
物語 (story-making)
社会的サポート (social support)
ラガーシュ仮説 (Lagache hypothesis)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614