Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
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芸術歌曲としての「こもりうた」と生活の中の「こもりうた」 -山田耕筰編作曲による「中国地方の子守歌」を例に-

加藤 晴子 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科
奥 忍 岡山大学
抄録
芸術歌曲には、洋の東西を問わず生活の中で古くから歌われてきた旋律に基づく曲が多い。学校音楽教育においてそのような曲を学習する際には、芸術的視点からの表現や鑑賞だけでなく、そのもとになった旋律(以下、元歌)との関係で捉える学習も重要であると考える。そこで本研究では、山田耕筰編作曲「中国地方の子守歌」とその元歌を事例として、芸術歌曲の「こもりうた」と生活の中で歌われてきた「こもりうた」の関係について考察した。その結果、旋律に関しては元歌と山田の編作曲では大きな違いは見られないものの、音楽構造上の大きな相違点が、歌に関する音楽表現の工夫(音域、音質、強弱法、リズム操作、音高操作、テンポ操作)とピアノ伴奏の付加の2点で存在することが明らかになった。
キーワード
「こもりうた」
生活の中で歌われてきた旋律
芸術歌曲
音楽表現
「中国地方の子守歌」
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614