Okayama Economic Review
Published by the Economic Association of Okayama University

Online ISSN 2433-4146
Print ISSN 0386-3069

グジェゴシュW.コウォトコ 制度,政策と経済成長

田口 雅弘 岡山大学
吉崎 知子 ワルシャワ大学
抄録
経済成長の必要条件およびその可能性について,議論がほぼ出し尽されたので―これはポーランドに関しても同様(Kolodko 2002b and 2002c ; Noga 2004)―,ここで改めて社会の機能と発展にとって決定的に重要ないくつかの点について再考することは有益であろう。とりわけ,楽観的に立つ論者-根拠が説得的であることを望むが(Kolodko 2001)-がいる一方,同様に合理的な根拠から悲観的になりがちな論者(Główczyk 2003 ; Podkaminer 2004)がいるような場合はなおさらである。本稿では,成長要因,潜在成長率と実際の成長率との間の乖離の原因について論じる。とりわけ,市場経済制度の構造および機能と,そのフレームワークの中で採られる政策や政策手段の効率性との間の相互作用に関し,それが長期における生産量の変動にどのような影響を与えるかという視点からいくつかの問題を取り上げたい。様々な論点が考えられるが,少なくともそのいくつかはより注意深く検討する価値があろう。
備考
翻訳 (Translation) : この論文のオリジナルはGrzegorz W. Kołodko. 'Institutions, Policy and Growth' (2004, mimeo)である。
ISSN
0386-3069
NCID
AN00032897