Journal of Okayama Medical Association
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電気刺戟(in vitro)の脳物質代謝におよぼす影響 第2編 電気刺戟(in vitro)の大脳窒素代謝におよぼす影響

熊代 永 岡山大学医学部神経精神医学教室
Thumnail 72_1455.pdf 7.73 MB
抄録
ダイコクネズミ大脳ホモジネート及び,大脳皮質切片に, in vitroで電気刺戟を加え,アンモニヤ発生に及ぼす影響をみた.その結果,ホモジネートでは,アンモニヤ発生の増加をみ,切片では,アンモエヤ発生の減少がみられた.所が切片では同時にグルタミン生成の促進もみられた. 従つて切片の場合のアンモニヤ発生の減少と云うのは,実は生成されるアンモニヤが,グルタミンとしてとらえられる事によるのではないかと推論した.従つて電気刺戟(in vitro)は大脳皮質切片のグルタミン合成系を促進すると云うことになる. このことは更に,アンモニウムイオンとグルタミン酸ソーダを基質とした実験においても確かめられた. 又,α-Keto glntaric acidとNH4Clからのグルタミン酸生成系に通電しても,これを促進せしめるようであつた.
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489