Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

高齢者の主観的幸福感に関する研究 ―90歳以上の特徴―

池田 敏子 岡山大学医療技術短期大学部看護学科
近藤 益子 岡山大学医療技術短期大学部看護学科
桜井 桂子 岡山県看護教育研究会(老人看護分科会)
太湯 好子 岡山県看護教育研究会(老人看護分科会)
阿式 明美 岡山県看護教育研究会(老人看護分科会)
清田 玲子 岡山県看護教育研究会(老人看護分科会)
谷本 伸子 岡山県看護教育研究会(老人看護分科会)
安藤 佐記子 岡山県看護教育研究会(老人看護分科会)
抄録
高齢化社会の到来に伴い一言で老人といっても幅広い年代が対象となり、一律に老人では説明できない。実際看護をしていると90歳をすぎた老人はその年代迄にはない、穏やかさ、焦りのなさ、人生を達観しているような感じを受けることが多い。そこで90歳以上の老人にみられるイメージや心理面の特徴を明らかにし看護実践の一助としたいと考えた。方法は80歳以上の入院患者50名に身体、生活、家族面からみた現状、他者から見たイメージ、主観的幸福感を調査した。その結果、90歳以上は80歳代にくらべ看護者に肯定的イメージに受け取られる傾向にあった。主観的幸福感を示すモラール得点の総合点では差はなかったが得点する内容に差が見られ、80歳は積極的な生き方で得点しているものが多く90歳代は現状に満足している点で得点している者が多かった。看護者からみたイメージと本人の主観的幸福感は両年代とも肯定的イメージで相関した。
キーワード
高齢者 (the aged people)
イメージ (image of the aged)
幸福感 (well-being)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371