Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

諸外国における司法精神看護の役割

日高 経子 岡山大学医学部・歯学部附属病院看護部
三木 明子 岡山大学医学部保健学科看護学専攻
金崎 悠 岡山大学大学院保健学研究科看護学専攻修士課程
抄録
本論文は,諸外国における司法精神看護(forensic psychiatric nursing)について文献学的に概観し,司法精神看護の役割について明らかにすることを目的とした。司法精神看護師の役割としては,法的知識と看護の知識を持った上で,犯罪者が法廷に出る前の精神症状のアセスメントをし,適切な治療やケアを受けることができるように調整していくこと、また性的暴力を受けた被害者を検査し、フォローアップケアを行うこと等があった。司法精神看護の対象は,重大な罪を犯した精神障害者(触法精神障害者)だけでなく,触法精神障害者の家族,被害者が含まれていた。触法精神障害者に対しては,投薬,薬の効果・副作用の教育,社会的能力のトレーニングを行い,触法精神障害者の家族や犯罪被害者に対しては,感情のアセスメント,心理的危機介入,行動面等の評価を行う役割を担っていた。
キーワード
司法精神看護 (forensic psychiatric nursing)
役割 (role)
触法精神障害者 (mentally disorder offenders)
被害者 (victim)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004