Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

チャイルドシートに関する看護職の意識調査

小野 清美 岡山大学医学部保健学科
住吉 和子 岡山大学医学部保健学科
岡崎 愉加 岡山大学医学部保健学科
太田 武夫 岡山大学医学部保健学科
抄録
本調査は患児の救急搬送時のことやCRS (child restraint system)における法規制の理解などに対する看護職の意識と子どもの車での搬送に関する問題への対応を知る目的で実施した。岡山市内にある病院および保健所・保健センターに勤務している看護職725名(回収率72.2%)を対象に無記名アンケート方式で郵送法にて実施した。その結果,入退院時の搬送については「一度も話したことがない者」は84.6%で,搬送に関してはほとんど関与していなかった。CRSの除外規定に関する法的理解について5項目質問したが、正解者は40.9%であった。その他"肥満児および精神的な不穏時のCRSの対応"として は保護者への判断を促す者と医師の判断を仰ぐ者との2通りの意見があった。 わが国では健常児の非CRS使用時の搬送時に事故がおき運転者責任を問われたが,除外規定に関する判例ではなかった。今後は交通事故の発生の場合には確実にCRSの問題は運転者の判断を問われることになる。看護職としては子どもの搬送にCRSは関与していることを認識することへの示唆となるだろう。
キーワード
チャイルドシート (child restraint system)
看護職 (nursing care worker)
子どもの搬送 (child transportation)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004