Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

就職後1ヶ月の新人看護婦の抱えるストレスの実態調査

森 恵子 岡山大学医学部保健学科看護学専攻
抄録
看護教育カリキュラムの改正により,臨床での実習時間はますます減る傾向にある。一方,臨床現場では,医療の高度化,複雑化が進み,看護基礎教育と現場のギャップは大きくなる傾向にある。今回38名の新人看護婦にアンケート調査を行い,新人看護婦の抱えるストレスについて明らかにした。その結果,新人看護婦の抱えるストレスは,看護技術に関するストレスが最も多く(94%),ついで,3交代勤務による不規則な生活(14%),患者とのコミュニケーション(11%)であった。この結果には教育課程の違いによる差は認められなかった。多くのストレスの中で働く新人看護婦は,32.3%が,体調についてあまりよくない,あるいは良くないと回答していた。また,様々なストレスにより,就職後1ヶ月で退職を考えているものが6名(17.6%)いた。看護婦になってよかったと答えたものは8名(82%)あり,その多くが,患者との関わりがうまくいったときにそのように感じていた。新人看護婦が,今後の看護基礎教育に望むことは,技術面の体験をさらに増やすこと,移植医療,ME機器の取り扱いなどであった。
キーワード
新人看護婦 (The new figure nurse)
ストレス (stress)
リアリティーショック (reality shock)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004