Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

マンモグラフィ用増感紙/フィルムシステムの特性曲線における空気減弱の影響

丸山 敏則 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
後藤 佐知子 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
東 義晴 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
中桐 義忠 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
渋谷 光一 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
杉田 勝彦 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
抄録
マンモグラフィ専用装置を使用して,距離法で低エネルギー領域のX線におけるマンモグラフィ用増感紙/フィルムシステムの特性曲線を得るためには,空気滅弱の影響を考慮する必要がある。その影響について,実効エネルギーから空気減弱分を補正,照射線量測定による補正,Bednarek法を応用した新距離法の3種類の方法を使って検討した。さらに,一般撮影装置でも,マンモ用システムに対して距離法で特性曲線を作成し,エネルギ ーの変化による影響についても検討した。その結果,3方法の特性曲線およびグラディエント曲線は,新距離法が高濃度域でわずかにずれるもののほぼ一致した。新距離法に対する平均階調度,最大階調度の最大誤差は,2.7%,0.2%であり,一般撮影用装置の距離法と3方法との間では,一般撮影用装置の距離法に対して最大誤差は2.7%,1.5%であった。以上のことから,エネルギーの変化による特性曲線への影響はほとんどなく,低エネルギー領域での特性曲線は空気特配の補正を行うことのみで得られると考えられる。
キーワード
マンモグラフィ (mammography)
低エネルギー領域 (low x-ray energy)
特性曲線 (characteristic curve)
距離法 (inverse square sensitometry)
空気減弱 (air attenuation)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004