Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

保存方法の違いによる自動現像機の濃度管理用フィルム特性への影響

大野 誠一郎 岡山大学医学部附属病院中央放射線部
吉田 彰 広島県立保健福祉短期大学
井上 龍也 岡山大学医学部附属病院中央放射線部
小橋 利美 岡山大学医学部附属病院中央放射線部
森岡 泰樹 岡山大学医学部附属病院中央放射線部
中桐 義忠 岡山大学医学部保健学科放射線技術科学専攻
抄録
自動現像機の濃度管理に用いられるフィルムの保存については,種々の報告がなされており,最良の方法が確立されているとは言い難い。さらに,レギュラフィルムとオルソフィルムの保存方法の違いによる濃度管理への影響,あるいはこれらの比較については,これまでほとんど報告されていない。本論文では,われわれは,レギュラフィルム,フジnew-RXとオルソフィルム,コニカSR-G,SR-VおよびSR-Hを用い,開封後,室温,冷蔵,冷凍の3種類の保存方法を採用した。われわれは,35週間3種類の保存方法で4種類 のフィルムのgross fog,speed indexとaverage gradientへの影響を調査した。その結果レギュラフィルムは,3種類の保存方法による差が認められなかった。オルソフィルムでは,冷蔵・冷凍保存に大きな特性変動が認められた。その原因として,オルソフィルムは増感色素が結露に対して敏感に影響を受けたと考えられた。
キーワード
自動現像機 (automatic processor)
濃度管理 (density control)
フィルム保存 (film preservation)
結露 (dew condensation)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004