Bulletin of Center for Teacher Education and Development, Okayama University (ISSN 2186-1323)
Published by Center for Teacher Education and Development, Okayama University

中学1年生を対象としたピア・サポートプログラムの効果の検討 : 小学6年生への移行支援をピア・サポート活動に位置付けて

三宅 幹子 岡山大学大学院教育学研究科
抄録
本研究では,中学1年生を対象として,「小学校訪問」をピア・サポート活動として位置付けたピア・サポートプログラムを実施し,社会的スキルおよび自己有用感の観点からその効果を検討することを目的としていた。質問紙による効果測定を行い,分析の結果,社会的スキルおよび自己有用感のいずれにおいても,ピア・サポートプログラムの前後,および,ピア・サポートトレーニングとピア・サポート活動の前後で,統計的に有意な上昇が示された。また,事前の社会的スキルと自己有用感の評定値が比較的低めの生徒においてのみ,ピア・サポートトレーニングの前後で上昇的変化が生じたことから,ピア・サポートトレーニングからピア・サポート活動へと移行するピア・サポートプログラムの形式は,社会的スキルと自己有用感の低めな生徒にとっては特に有用であると考えられた。
キーワード
ピア・サポートプログラム (peer support program)
小中連携 (collaboration of Elementary School and Junior High School)
社会的スキル (social skill)
自己有用感 (sense of self-usefulness)
備考
実践報告
ISSN
2186-1323