本稿は、2016 年4 月から7 月にかけて行った留学生対象の日本語クラスと日本人学生対象の英語クラスとの合同授業の実践報告である。計6 回の授業において、発表、インタビュー、ディスカッション、協働でのプロジェクトを実施し、授業後にアンケート調査を実施した。アンケート調査の結果から、これらの活動に対する学生の評価は高く、特に協働でのインタラクティブなプロジェクトが、お互いの交流や言語使用の機会を増やしたことが分かった。一方で、交流時に、言語に加え、性格や価値観、コミュニケーション・スタイルの違いによる問題があり、両者の関係構築および言語的なサポートを教師に求めていることが示唆された。